総攻撃開始
2学期の高校生活
第36話 ノーザ!日本国に現る!!
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宝物集めよ。」
「宝物。」
「やっぱり、知られているのね。」
「だって、代々上級生から教えてくれるもん。」
「そうなの。」
「そう言えば、あたしたちもこの年頃から拾っていたもんね。」
「そうでちょ。」
「ドングリ王国って、そうやって次世代の子供たちに伝わっているんだ。」
「お姉さんたち、一緒に団栗拾いましょうよ。」
「うん。」
一方
タルトとシフォンは夢中になって団栗を拾い集め続けています。
「あーーっ。シフォン、こっちや。こっちにメチャでかいのがあるでーーえ。ホラ、これすごいやろ。あっ、こっちの奴。シフォン、早ーーーっ。」
「キュア。」
「シフォンちゃんもいるのね。」
「ねえ、シフォン見て。」
「エヘヘヘッ、アハハハハッ。」
「キュアーー。」
「た、立ってる。」
「本当だ。」
「ラブお姉さん。」
「今朝、立ち上がったのよ。」
「そうなの。」
「シフォンちゃんだってもちろん、パパやママのように成長するのね。」
「私ね、思うんだ。」
「エッ。」
「シフォンにはこれから先、もっともっといっぱい楽しいことが待っているんだーーって。」
「そうね。」
「私もそう信じてる。」
「お姉さんたちもそうなの。」
「分かる。」
「過ごして行くうちに、いろんなことを経験していくのね。」
「つらいこともあるけど、楽しいこともあるわね。」
「千香ちゃんたちだってこれから先、いっぱい楽しいことがあるはずよ。」
「うん、そうだね。」
「これからこれから。」
「シフォン、タルト。団栗拾いの競争しようか。」
「おおーーーっ、ピーチはん。わいに勝てまっか。」
「まあっ。いきまいちゃって、負けないわよ。」
「あのイタチ、元気ね。」
「イタチやない。タルトやで。」
「ははっ、まんまるの団栗発見。」
「ピップゥー。」
「ほらシフォン、松ぼっくりだよ。」
「ぼっくりーー。」
「シフォン、見てみい。枝付き団栗や。」
「プリーーッ。」
「頑張れ、シフォンちゃん。1、2、3。」
「うわぁーーーっ、シフォン。それは違うのよ。ポイして、ホイッ。」
「アハッ、たくさん拾ったわね。」
「やったぁーー。」
「アハハハハハッ。」
「ハハハハハハッ。」
「キュアー、キュアーー。フリップゥーー。」
シフォンは、大木の枝に付いている未成熟の団栗を見ている。
「キュア、プリー、プリッーープゥーー。キュア、プリーーーッ、プリーーーッ、プリーーーッ。」
シフォンは浮き上がった。それを見ていたラブは向かった。
「ごめんね、シフォン。」
「プリーーッ。」
「大木の枝に付いてるのは、まだ赤ちゃん団
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