魔法コンテスト
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かしかったけど・・・優勝できてよかった〜!!
そして・・・
「じゃあな、グレイ」
「またね。シリルちゃん」
「またいつでも相手してやるぜ」
「ありがとうございました」
「じゃあね〜」
俺たちはリオンさんたちとお別れしてギルドへと帰っていく。リオンさんは連れてきたチビッ子たちと手を繋いでいる。ちなみにレンさんとシェリーさんは二人で何かお話ししてたのでそのまま置いてきちゃったw
さて、優勝したことだし・・・
「さっそく何か買って帰りましょう!」
「そうだな。ミラちゃんにでも土産を買ってくか」
俺たちが話ながら歩いていると、目の前に俺と同じぐらいの黒髪の少年がやってくる。
「あ・・・あの・・・」
少年はもじもじしながら話しかけてくる。どうしたのかな?
「どうしたの?」
俺が聞くと少年は何かを俺に渡してくる。
「これ!あげる」
そういって少年がくれたのはピンクのチューリップだった。
「わぁ!ありがとう!!」
俺はそれをもらう。少年はもじもじしながら言葉を紡ぐ。
「あの・・・演技、すごいよかったよ。シリルちゃん」
「ありがとう!君は何て言うの?」
俺が名前を聞くと、少年は一瞬迷った顔をしてから答える。
「ら・・・ライオス・・・」
「ライオスくんか。いい名前だね」
「ありがとう・・・その・・・じゃあね」
ライオスくんはそう言って足早にその場をあとにする。しかしこんな花をくれるなんて・・・なんでだろう?
「あの子・・・かわいそうにな・・・」
「まさか好きになった子が男だって知ったら・・・」
グレイさんとセシリーが何か言ってるけど・・・なんだろう?
とりあえず、この花は部屋に飾ることにしようっと。もらったものを他人にあげるのは失礼だからね。
俺たちは再びギルドに向けて足を進め始めた。
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