魔法コンテスト
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リーテイル》にて
「たっだいま〜!!」
「おかえりルーちゃん!!どうだった?」
「うん!!ばっちり!!」
ルーシィさんは帰ってきて早々、レビィさんと仲良くお話している。
俺もウェンディとお話しにいこうかなぁ、なんて思ってウェンディの姿を探していると・・・
「おかえり。シリル」
「ミラさん!ただいまです」
後ろからミラさんに声をかけられる。ミラさんは俺とウェンディのことをいつも気にかけてくれているので本当に助かってます。
「ねぇ、シリル。明日って暇?」
「明日ですか?」
突然の質問に驚く俺。別に予定もないし・・・仕事も決めてないし・・・うん、問題ないな。
「はい!空いてますよ!!」
「本当?よかった!!グレイ!!シリルが大丈夫そうよ!!」
「おおっ?マジか?」
ミラさんが後ろを振り向いてそう言うとグレイさんがこちらに歩いてくる。明日俺に用事があったのはグレイさんなのか。
「いやすまねぇなシリル」
「いえ。ところで一体どうしたんですか?」
「これよ」
ミラさんがそういって一枚の紙を俺に渡してくる。魔法コンテスト?
「なんですか?これ」
「その名の通り、魔法を使ってのコンテストだ」
「毎年各ギルドから2名選出して魔法を披露するの。でも、バトルとかじゃなくて、より魔法を美しく、そして芸術的に魅せることが求められる大会なのよ」
芸術的に魅せる・・・か。確かにグレイさんは造形魔導士だから芸術とかはうまいだろう。でも・・・
「だったらジュビアさんの方が相方としては良くないですか?」
ジュビアさんはグレイさんとドラゴノイドの一件でも見事な合体魔法を見せたし、聞いた話だとファンタジアって言うのでコンビを組んだらしい・・・魅せる魔法なら二人の方が最適だろう。
「本当はそのつもりだったんだけど・・・ジュビアが明日は仕事を入れちゃってたらしくて・・・それで同じ水の魔法を使うシリルにお願いしたってわけ!」
なるほど、そういうことか。
「まぁ、演技は俺とジュビアがファンタジアでやったのをちょっとアレンジしてやるだけだから、安心しろって」
「そういうことなら・・・」
しかし明日いきなりかぁ・・・場所は王都のあるクロッカスで・・・ん?
「優勝賞金100万J!?」
思わず大きい声を出してしまった俺は慌てて口をふさぐ・・・でも100万Jなんて・・・
「あ!もちろん優勝賞金はシリルとグレイで分けてもらっていいから」
笑顔で言うミラさん。俺はそれを聞いてやる気が出てくる。
だって100万 Jってことは、俺とグレイさんで50万Jずつ、これだけあれはウェンディとどこかに旅
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