激戦の末! 帝国学園後編!
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ペンギンの目が向く。
「皇帝ペンギン───!!」
皇帝ペンギンを放った鬼道は打った後、少し足を引きずるようにした。もしかしたらイナズマ1号落としを弾き返した時に痛めたのかもしれない。だが威力はさっきの皇帝ペンギン2号より強くなっているようにも見える。
「「2号ぉぉぉぉ!!」」
鬼道の渾身のシュートに佐久間と寺門が完璧に合わせ、皇帝ペンギン2号が円堂に向かっていく。
「円堂ぉぉぉぉぉぉ!!」
鬼道が叫び、円堂もスイッチが入ったようにあの構えを起こした。
「絶対に…!絶対に止めるんだぁ!」
金色の巨大な手が出現し、皇帝ペンギン2号を迎え撃つ。
「ゴッドハンド改!!」
ズガガガガガッ!!
さっきと同じ様に五体のペンギンがゴッドハンドの五本の指を攻撃し、ゴッドハンドがどんどん押され、円堂がゴールに押し込まれていく。
「ぐぐぐっ…!負けるかぁぁぁ!!」
円堂は叫ぶとゴッドハンドを放っている右手とは別に左手に力を込めてゴッドハンドに左手を合わせた。
「おおぉぉぉっっ!人も技も1人(1つ)で駄目でも2人(2つ)なら!絶対に止めてみせる!これがゴッドハンドWだぁぁ!」
円堂が発動させたゴッドハンドWはゴッドハンドに2個分の力を加えることで、ゴッドハンドが二倍の大きさになった。ゴッドハンドWは五本の指を攻撃していたペンギン達を吹き飛ばし、そして円堂の両手に皇帝ペンギン2号が収まった。
バシン!!
円堂の手にボールが収まる音と共に、勝利のホイッスルが鳴り響いた。
ピ ピ ピ──────!!
『試合終了ぉぉぉ!お互いに力を出し合い、この激戦を制したのは雷門中だぁぁ!』
「円堂ぉぉ!やったぜぇ!ついに全国だぁ!」
俺が円堂に叫びながら近付くと、円堂も叫んだ。
「雷藤!ああ!俺達が全国に行けるんだぜ!?最高だよな!」
すると俺達のもとに鬼道が歩いてきた。
「いい試合だった。今までのサッカーで最高に楽しかった」
「俺達もだ鬼道、お前達の分まで全国で勝ってくるからな!」
円堂がそう鬼道に話すと、鬼道は少し首を傾げて話した。
「…円堂もしかしてお前知らないのか?」
ん?と円堂が何のことと言うような顔で鬼道を見ると鬼道が話を続けた。
「前年の全国優勝チームは勝敗関係なく、全国出場権を持っているんだ」
「え?そ、そうなのか?」
円堂が少し驚いたように呟く。
「と言うことは、全国でも帝国学園と戦えるってことだな?」
俺がそう鬼道に話すと、鬼道は笑いながら頷いた。
「次に会うときは、全国大会の優勝を決める決勝戦で会おう」
「ああ!」
円堂が鬼道に手を伸ばし、鬼道もそれを握り返している時、俺は鬼
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