激戦の末! 帝国学園後編!
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俺は止まりかけたファイアトルネードにかかと落としをして、ボールに縦回転を加えさらにボールに思いっきり蹴りを放った。
「パワーシールドは衝撃波で出来た壁…!弱点は薄さだ!遠くからの飛んできた物は跳ね返せても、近距離から押し込めば…!ぶち抜ける!!」
鉄壁のパワーシールドに亀裂が入っていき、そして。
「決まれぇぇ!ライトニングアロー!!」
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バリィィーン!!
「ぐわぁぁぁ!!」
ピ────────!!
『決まったぁぁ!雷門中の雷藤の新必殺技ライトニングアローで、ついについに帝国学園に追い付きましたぁぁ!』
「よっしゃぁぁぁ!!同点だぁぁ!」
俺が叫ぶと、皆が笑顔で集まってくる。俺はこの光景が好きだ。この一瞬の為に俺はサッカーをやっているかもしれないし、この光景が好きだからサッカーが好きなのかもしれない。
「くそっ!」
「まさかこの短時間でパワーシールドの弱点を見つけるとはな…、流石は雷門だ」
「今度はパワーシールドを超える、あの技で絶対止めてやる…!」
「頼んだぞ源田」
俺達雷門中が点を奪ったので、またボールは帝国学園からだ。
「絶対に俺達帝国学園が勝つんだ!」
「「「おおっっ!!」」」
ピ───!
帝国学園の掛け声と共に笛が鳴り響き、寺門─佐久間─鬼道とボールが渡っていく。
「次は止める!」
俺が鬼道のディフェンスに入ると鬼道はクルッと空中を回転し、あの技を発動させた。
「イリュージョンボール!」
「くっ……!」
俺は鬼道の華麗なドリブルに手も足も出ず、さっきと同じように突破された。
「やれ!寺門、佐久間、洞面!」
3人は頷き、鬼道が空中に上げたボールに向かい黒い渦を巻きながら上昇していく。
「「「真デスゾーン!!」」」
ゴオォォォォ!!
とさらに進化したデスゾーンが円堂が守るゴールに襲いかかる。
「これはヤバい!皆止めるぞ!」
俺が叫ぶと、皆が頷き体を張ってボールを止めにいく。
初めに俺、豪炎寺、染岡が止めに掛かったが、もの凄い威力に俺達は吹き飛ばされた。そして、半田達、風丸達も吹き飛ばされ、ついに円堂だけとなった。
「止めてくれぇ!円堂!」
俺達の叫びに頷くと円堂は闘志を剥き出しにして、思いっきりパンチを放った。
「だぁぁぁぁ!爆裂パンチ!」
円堂の新必殺技が炸裂し、デスゾーンを迎え撃つ。しかしさらに進化したデスゾーンのパワーは衰えを知らずどんどん円堂がゴールに押し込まれていく。
「ぐっ、ぐ…!ぐわぁぁ!!」
円堂の新必殺技、爆裂パンチは進化したデスゾーンの前に敗れ、誰もが決められたと思った時だった。
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