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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-B子供の自然を得るがごとし
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」水面に頭を出す。
「結構面白いね、これ。アリシア、アルフ。もう1回やろ!」
「ああ! アリシア、い――」
「行かない、行かない、もうやらない! えっと、えっと、あっ、わたしにもやらせてー!」
狼形態のザフィーラとフェンリル(頭のアレはタンコブかしら?)がはやてとリインを乗せて犬かきしてるのを見つけてそっちに泳いでった。ヴィータが「あちゃあ。やっちまったなぁ」反省。それからあたし達は何度か飛び込みを繰り返して、浮輪に座ってのんびり漂ったりして遊んだ。
「さてと。そろそろ昼食の用意だな。ザフィーラ、バーベキューの準備を始めるから手伝ってくれ。我が手に携えしは確かなる幻想」
「承知した」
先に川岸に上がってたルシルが、創世結界ってところにしまわれてたバーベキューセットを取り出して、同じように取り出した脚の長いテーブルに置かれた食材を包丁で切り始めた。
「なんかさ、あれだよね」
近寄って来たなのはがルシルを見て少し沈んだ声を漏らした。フェイトも「うん」って頷いた。そしてあたしも「そうよね」って2人に同意する。シャルやアリシア、はやて達は「???」小首を傾げるばかり。抱く子には抱ける感情。それは、やるせなさ、だ。
あたしとなのはとフェイトは、陸士訓練校での訓練を思い出す。いろいろやったわぁ、ホントに。その中にはサバイバルっぽいのもやった。砂漠・雪原・山岳の行軍とか、もう軍人じゃない?っていうようなやつもやっとわよ。
「ルシル君ひとり居れば、サバイバルなんて単語が一瞬にして要らなくなるよね」
「あの大変だった訓練も楽なものになったと思う」
食材も器材も全て創世結界に放り込んでおけば、いつでも取り出せるっていうルシル。無人島に1人は欲しいわよね。とまぁ、そういうわけで遠い目をするなのはとフェイト。あたしの今の目もそんな感じなんでしょうね。
「でもあんた達は良いわよ。2人でペアを組めて。あたしなんて見知らぬ子といきなり組まされちゃって」
3ヵ月速成コースの入校者はあたし達だけじゃなかった。年上の人ばかり。ま、あたしも「アリサも同い年の子とペアになって楽しそうにしてたよね」フェイトの言うように運良く同い年の入校者とペアを組めた。けどやっぱり知ってるなのはかフェイトと組んでみたかったのよ。
「ねえ、シャル。クラリスって元気してる?」
あたしのペアになった子の名前はクラリス。クラリス・ド・グレーテル・ヴィルシュテッター。フライハイト家に連なる六家の一角のヴィルシュテッター家の令嬢で、古代ベルカ式騎士。シャルやルミナ、ティファレト先生、騎士カリム達のように管理局と聖王教会両方に籍を置いてる。
「クラリス? 元気だよ〜。ミッド北部の陸士部隊の捜査官として頑張ってるよ」
「そ
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