暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-B子供の自然を得るがごとし
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アリシアの背後からヴィータが忍び寄って、「じゃあ、早速行こうぜ、アリシア!」アリシアの手を引っ張って滝に飛び降りた。

「ふえ?・・・っ! ヴィータの・・・ぶわぁかぁぁぁーーーーっっ!」

アリシアの悲鳴というか罵倒というか、それが滝壷へと消えてった。水に飛び込む音、水面に飛び出す音のすぐ後に「馬鹿、馬鹿! 心の準備くらいさせてってば!」アリシアの涙声混じりの怒声と、「わるい、わるい」謝ってはいても悪びれてないヴィータの声が聞こえて来た。

「次行くよー!」

続けてシャルが飛び込む。なんて言うか、らしくない普通な飛び方だったわね。

「おーい、次行くから退いていてくれー」

ルシルがそう言って、滝から距離を取った。助走を付けて飛び込むみたいね。でも「アルフ、頼む」それだけじゃないらしく、アルフを飛び込み地点に立つように指示。アルフはそれだけで判ったみたいで、「あいよ」って腰を少し落として、バレーボールのレシーブの体勢に入った。

「いくぞ!」

「来な!」

ルシルが駆け出して、アルフの手前でジャンプ。アルフは「おら、飛んでけー!」自分の両手の平に乗ったルシルを押し上げて空高く飛ばした。何mって飛んだルシルが空中で前転・後転とか体操選手みたいな技を連続でしながら川に飛び込んだ。あたしや他のみんなも「おお!」って拍手。

「オリンピック選手みたいだったね〜」

「地味にすごいわ、アイツ・・・」

ルシルに続いて「よっしゃ。次はあたしだよ!」アルフも助走を付けるために距離を取って、「フローターフィールド!」を階段状に発動して一気に駆け上がった。さっきのルシルより高い地点から川に飛び込んだ。

「さ、さすがにあの高さはちょっと無理だわ・・・」

「だね〜」

「私たちは普通に飛び込もう」

すずかやフェイトと話し合ってると、「マスター! 次は私が行きます!」フェンリルが残ってたアルフのフローターフィールドを使って空高くまで上って「やっほぉぉーーー!」若干、使いどころが違う掛け声を上げて飛び込んだ。

「ぷふぅ! ねえ、マスター! 見てくれてた!? 綺麗な飛び込みだったでしょ♪」

「わぁぁーーー! フェンリルさん! 取れてる! 上の水着が取れてる!!」

「ルシル君、ザフィーラ! あっち向いて!」

「フェンリルさんは早く水着を着て!」

「良いよ、見られても♪ 恥ずかしがるほどの初心じゃないし!」

「情操教育に悪いわっ! とっとと着ろ、馬鹿犬!」

下でちょっとトラぶったみたいだけど、「おーい。次、いつでもいいぞー!」解決したのかルシルが呼ぶ。あたし達3人は手を繋いで「せぇーっの!」一緒に飛び降りた。一瞬の浮遊感の後、バッシャーンと川の中へ。繋いでた手を離して「ぷはっ
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