暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-B子供の自然を得るがごとし
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eアリシア⇒アリサ†††

ババ抜き大戦を深夜0時までやった後はゆっくり睡眠。そんで朝を迎えての今は9時ちょっと過ぎで、子供組だけで歌を唄いながら山登り中。目指すは山の中腹にあるっていう谷川。そこの渓流で最後のひと泳ぎとバーベキューをする予定・・・なんだけど、今はその途中にあるひまわり畑に向かってる最中。

「天然モノのひまわり畑で、手入れを何もしていないのにすごく綺麗なんだよ!」

すずかが興奮気味に語ってくれた。で、そこまですずかが興奮したのも「すご・・・」実際に目で見たことで理解できた。目の前に広がる黄色の絨毯。丘一面に咲き乱れてるひまわり。パッと見じゃ何百本って感じで、1本1本がシグナム程の高さ。

「良い香りがする・・・!」

「ひまわりの匂いだね〜」

「写真! 写真をみんなで撮ろうよ!」

アリシアがフェイトとアルフの手を引いてひまわり畑に突撃からあたし達も続いて畑の入り口に整列する。そしてミッドチルダ魔法陣を足場とする魔法、フローターフィールドにタイマーをセットしたデジカメを置いて戻ってきたルシルに「早く、早く!」シャルとはやてが急かす。

「そんなに急かさなくても大丈夫だよ」

ルシルがシャルとはやての間に入ったのを確認して、「ほら、全員カメラに向いて」あたしは号令をかける。そんでルシルが「5、4、3、2、はい、チーズ」カウント。それを合図に笑顔を浮かべて、パシャっとシャッターが切られた。ルシルが早速、「どれどれ」確認しに行って、「ぷふっ」吹き出した。

「えっ、なに?」

「どうして吹き出すの?」

「なになに? 映りが悪い子でも居たの?」

「あ、わたし、目が半開きやった?」

「も、もしかしてリインだったです!?」

(ま、まさかあたしじゃないわよね・・・?)

いや、大丈夫だったはずよ。内心ドキドキしながら「見せてみなさいよ」ってルシルに向かって手を伸ばすけど、「やり直しだ、やり直し〜。はーい、もう一度並んで〜」またタイマーのセットだけして戻ってきた。みんなで「どんなミスだったの?」って訊いても、「ほら、あと4秒。3,2、はい、チーズ」ルシルは誤魔化してばかり。

「・・・おーい、みんな表情硬いぞ〜」

またひとり確認しに行ったルシルがそう言う。ちょっと気になったから「今度はあたしがやるわ」列から出てルシルの元へ急ぐ。デジカメははやてん家の物だけど、扱い方は大差ないでしょ。

「さ、カメラを渡して。データは消さないでいいわ」

「・・・笑ってやるなよ」

そう言ってあたしの手にデジカメを置いて列に戻るルシル。ていうか、「最初に笑ったのはあんたでしょ」ってツッコんでから1枚目と2枚目の写真データを観る。2枚目は、確かにみんな表情が硬いような印象を受ける
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