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リリなのinボクらの太陽サーガ
預言
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ーズとして口の中の甘み的にはそういう事なの。

「そういえばこの前、ラジエルでヴォルケンリッターの戦闘記録やデバイスのデータを取ったようですけど、どんな風に収集したんですか?」

「単純に言うと、ヴォルケンリッター同士で模擬戦を行ってもらっただけだ。ただ……その時にはやてが煽るような事を言ったせいで、ちょっと過剰にはなってしまったが」

「過剰? はやては一体何を言ったんですか?」

「『この中で一番強い騎士は誰なんやろうね?』とな。元々戦力で言えば烈火の将シグナムが一番強いらしく、他の連中もそれを認めているためか、その時はまだ何ともなかった。だが次に『ここで勝てば“私の”一番の騎士になれるで?』と焚き付けた瞬間、彼女達の空気が変わった」

うわぁ〜、なんかその光景がありありと想像できるなぁ……。きっとシグナムさんは目に闘志をたぎらせたり、ヴィータちゃんは最強の座の奪還にやる気をみなぎらせたり、ザフィーラさんは静かに虎視眈々と一番を狙ったり、シャマルさんは予想外の大穴狙いで微笑んでいたり、リインフォースさんはおろおろしていたり、はやてちゃんは腹黒くほくそ笑んで状況を楽しんでいたりしたんだろう。ここにサバタさんが混じったら、色んな意味で混沌としていたかもしれない。

「かつて闇の書の守護騎士だった頃はシグナムが最も強かったのだろう。しかし今は夜天の魔道書、そしてはやての騎士として生まれ変わった訳だから、改めてヴォルケンリッターの最強の座を巡る大乱闘が始まった訳だ」

「それって……大乱闘、八神家ブラザーズ?」

「何それ面白そう! むしろ私が参加してみたい!」

だけどセンサー爆弾を設置した場所にホームランバットで敵を吹っ飛ばして、場外に叩き出す戦法はあんまり有効じゃないかも。皆基本的に飛んでるから、バットも当たりにくいし、爆弾を地面に設置してもスルーされちゃうもんね。
ちなみに参加してみたいと発言した私を、フェイトちゃんが一瞬「え?」と困惑気な顔で見てきた。そこまで意外かな? やってみたら本当に面白そうなのに。

「あれ、おかしいな……なのはってこんなにバトル大好きだったっけ?」

「ん〜、というより地球でヴォルケンリッターの皆とよく模擬戦したから、一対一やチーム戦も良いけど一度サバイバル戦で競ってみたいんだよね」

あと、初対面時に私一人VSヴォルケンリッターという鬼畜戦があったけど、それも今では良い経験だったと思っている。トランス・ダークを使う程追い込まれたのはあれ以来無いから、最近闘争心が発散できなくて消化不良気味なの。

「高町はベルカの守護騎士を相手に日々鍛錬していたのか。道理で歳に似合わない地力を身に付けていたわけだ」

「いやいや、それほどでもありませんよ〜」

「だがな、過ぎた力は
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