暁 〜小説投稿サイト〜
光明の魔導師〜眩き妖精の物語〜
六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
破壊の将、その名は『ゼロ』
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、その狂気に。




「ずいぶんハデにやられてるみてえだなぁ…クロドア。」



奥から足音が聞こえ、徐々に姿をあらわす。



「この体…この魔力……全てが懐かしい……」




奥から出てきたのは、同一人物とは思えない程に変貌したブレイン改め"ゼロ"。隠す気などさらさら無い濃密な殺気。やけに重く、暗い魔力。その視線はナツ達を敵としてみているのではなく、目の前のオモチャをどう壊すか…そんな狂気を孕んでいた。



「うちのギルドをずいぶん食い散らかしてくれたみてえだなぁ、ガキども!」



だがそこで、あたりを見回し少し残念そうな声を出した。



「あれ、あの金髪赤目の小僧がいねえなぁ……この体をズタボロにしてくれた礼をキッチリしなきゃいけねえんだが、まあいいか…」




そしてナツ達の方へ向き直り、




「まずはてめえらだ!!」



そう言って先ほど倒れてしまったジュラに攻撃をしかける。




「動けねえ相手に攻撃するのか!」



ゼロは当たり前、という風にこう返した。




「動けるかどうかは問題じゃねえ!形あるものを壊すのがおもしれーんだろうが!!」



「やめろ!」




ジュラを狙ったゼロの攻撃に、真っ先にグレイが反応する。




「アイスメイク・シールド!!!!」





ドギャッ!!!!




だが氷の盾はあっさりと砕かれてしまった。



「俺の盾が…!!こんな簡単に!?ぐあああっ!!!」



はじき飛ばされてしまうグレイ。



「てめぇ!!」




ナツがゼロに攻撃をしかける。完璧に隙をついた。そのはずなのに、




「遅えんだよ!!」



ドゴォッ!!!!



ナツよりも早く動いたゼロがカウンターで吹き飛ばしてしまった。



「……ひっ!」



ゼロと目があった瞬間、ルーシィは腰が抜けてしまう。それを見たゼロは面白くない、といった風に魔力をハッピーとルーシィへ殺到させた。



「うわああぁぁ!!」




「きゃああああ!」




10分も経っていない。ナツ達は完全にダウンしてしまった。




「さ、さすがマスターゼロ!あのガキどもをこうもあっさり……」




媚びへつらうようにクロドアが言うが、ゼロは再び手を挙げ大きく笑った。



「まだだよなぁ……まだ死んでねえよなぁ!!!!ガキどもお!!」




倒れて動けないナツ達に容赦なく攻撃をしかけた。




「マ、マスタ
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