総攻撃開始
2学期の高校生活
第35話 ウォンバット族の隠された秘密!
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へ進めるぞい。次は、黄河文明じゃ。黄河とは限らず、長江などの中国大河全て含むのじゃ。やはり、治水工事が基本なんじゃが、ここでの農作物は麦ではなく米になるのじゃ。この治水事業を発端に、中国全土で様々な公共事業にウォンバット族は駆り出されたのであった。それから、海岸沿い工場らしき建物があったのじゃが、大規模な地震で水没してしまって沖縄与那国島沖合いに沈んでいるぞい。」
「エエーーーーッ、沖縄に。」
「僕たち近々、修学旅行で沖縄へ行くんですよ。」
「そうか。だが、沖縄と言っても台湾国境に近い与那国島じゃぞ。話を続けるぞい。以後、ユーラシア大陸も元に各地へウォンバット族は、世界各地へ散らばったのだ。それから、3000年以上の日々は、ウオンバット族による超文明が発達し人々は豊かな暮らしを送った。だが、この一国の主との出会いでウォンバット族がこの世界を追われる身となってしまうのだ。その人物は中国、当時『秦』と呼ばれていた中国の君主『始皇帝』であった。始皇帝は、あまりに優れた技術を持つウォンバット族に数々の公共事業を依頼していた。中でも万里の長城は、手強い隣国当時の『胡』現在のモンゴルを非常に恐れていた。遊牧騎馬民族の国『胡』は、馬の機動力を武器に高い戦力を有していた。だから、容易なる侵入を防ぐ意味で万里の長城の建設に踏み切ったのであった。だか、この城の完成後、ウォンバット族の高度な技術が他国に広まるのを恐れていて、全員処刑することを判断したのであった。近隣にいた者たちは逮捕され、たちまち極刑判決を受け次から次へと処刑されたのであった。気付いたウォンバット族は、他国へ逃げ出す者も出て来た。ところが、他国へ逃げ出した者へも始皇帝は容赦しなかった。始皇帝は、他国の国家元首へも呼びかけ国際指名手配をかけ、他国でも捕まっては処刑されたり、その場で殺されたりしたのであった。生き延びたウォンバット族は、海を渡って新大陸へ逃げ込むしかなかった。」
「これで、高度な文明が途切れてしまうの。」
「そうじゃ。この時点でユーラシア大陸にいるウォンバット族は、全滅してしまった。だが、最初から不時着して以来、残留して新大陸文明を発展させ続けるものがいた。ここでは、ユーラシア大陸から逃げ込んだ者たちも集まって、大幅に人数が増えたものの、恐怖を感じてロケットに乗って母星へ帰った者も多かった。ユーラシア大陸から見た場合、流れ星にしか見えなかったから気付かなかったからのう。」
「残留組は、北中米のメソアメリカ文明や南米のアンデス文明を築いて便利で豊かな暮らしを求めて発展したのであった。6千年前の落下地点では、マヤ文明が築かれ石細工の製品を中心に生産されていた。ウォンバット族は、天体の観測を中心に行っていたのだ。もちろん、宇宙ステーションと連携してだ。これによって、より正確に時の流れ
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