日常風景のパフォーマンス
第32話
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ほど〜。でもそれなら安定の3を清浄の2でも良い気がするんすけど」
「それだと加速の4との組み合わせが悪くなる。ある程度の妥協は許さなければならない。増幅率が足りなくなるのは分かりきっているから、そこに増幅結界の基礎2を中心に添えて応用の6と組み合わせて立体陣を組むんだ」
「その場合は、立体陣で発動させるんっすか?それとも立体陣に発動させるんっすか?」
「立体陣上で発動させれば良いタイプだ。多少範囲が小さいから回避しながらというのは難しい。だが、カードにでもしておけばシングルアクションで火力が倍近く上がる」
「簡単にシングルアクションって言うっすけど投擲技術も磨かないといけないじゃないっすか。展開用の魔術はコストが悪いし」
「そこは工夫次第だ。何もそれ一つだけを展開する必要はないだろうが。複数の立体陣を戦場の至る所に張り巡らせば良いだけだ」
「それもそうっすね。ありがとうっす」
「うむ、頑張れよ」
ミッテの質問が終わると同時に扉がノックされる。
「誰だ?」
「僕だよ。シトリーさんと眷属の方をお連れしたよ」
「少し待て」
見られては不味い物をバインダーに収納して傍らに置いておく。
「もう良いぞ」
「失礼しま、木場君?」
オレを見てソーナ・シトリー達が困惑する。
「くくっ、ある程度正解である程度ハズレだ。そちらの話も簡単にではあるが説明しよう。まずは席に着くと良い」
部屋に入って来た人数分の魔法陣が書かれたカードを投げてイスを作る。
「これは?」
「結界を利用して作ったイスだ。魔力を感じれば分かるだろう?」
「確かにイスらしい形の魔力は分かりますが、大丈夫なのですか?」
「ふむ、やはりそこからか。ならこれで分かりやすくなるだろう」
処分予定の紙を飛ばしてイスを覆わせる。
「お手数をおかけします」
「気にするな。世間で普及していない技術だからな」
全員が席に着いた所で自己紹介に入る。
「この姿では初めてになるな。オレは名はプロフェッサー。『断罪の剣』の魔術技術全般を取り扱う者であり、木場祐斗の細胞から作り出したホムンクルスの身体に魂の欠片を入れたものだ」
「魂の欠片?」
「木場祐斗の来歴は知っているか?」
「ええ、簡単には。昔は教会に所属していて、対堕天使用の術式を作り上げた事で教会を逐われ、サーゼクス・ルシファー様に保護された」
「そうだ。そして、戦闘面において常人から掛け離れた思考をするのは?」
「リアスに聞いた事があります。異常な程に自分を顧みない特攻と自分を囮にしたカウンター主体なのに傷一つ付かない技巧派だと」
「そしてそれらに共通するのが自分を顧みないと言う事だ。木場
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