友は屍を越えて
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・じゃあ・・・グレイを・・・」
バタンッ
すると力尽きてしまったのかエルフマンさんが倒れてしまう。て・・・え!?
「ウソ!!エルフマンさん!?」
「大丈夫だ・・・ちょっとふらっときただけだ」
ふらふらと立ち上がりながらエルフマンさんが言う。ワカバさんとマカオさんたちも立ち上がるけど・・・すごいふらふらしてるし・・・ヤバイな・・・
「そんなこと言ってられないか・・・セシリー・・・手分けして・・・」
俺がセシリーの方を向くとマカオさんの上に乗っかっていたグレイさんが立ち上がってエルフマンさんに肩を貸す。
「グレイさん?」
「手伝ってやるよ・・・ったく、ギルドに連れていこうとしてた連中が、連れていかれる側に連れていかれるってどういうことだよ」
グレイさんはそう言いながら一歩一歩歩いていく。俺はマカオさんに肩を貸し、セシリーはワカバさんを持ち飛ぶ。俺はグレイさんの隣に付いて歩いたが、なんでこんなことをしたのか怖くて聞くことが出来なかった・・・
―――――――――妖精の尻尾にて
ようやく俺たちはギルドの前へとたどり着き、ギルドの前にいた皆さんがこちらに駆け寄ってくる。その中には先にいったウェンディとルーシィさんたちもいる。
「シリル!!」
「おい!大丈夫か!?」
「俺は大丈夫だけど・・・」
俺はそう答えてマカオさんたちの方へ視線を移す。三人ともかなり傷が深いし・・・
「とりあえずこっちに来て!」
「レビィはミラを呼んできて!」
「わかった!」
カナさんに言われレビィさんがギルドへと走っていく。他の皆さんに手伝ってもらいギルドの前までようやくたどり着く
「マカオとワカバを中に!!早く手当てを!!」
「エルフマン!!」
ギルドからミラさんが大慌てでエルフマンさんに駆け寄る。
「シリル!!ケガの治療をするよ!!」
「いや・・・俺はいいからエルフマンさんたちを・・・」
ウェンディが俺のケガを治そうと来たがエルフマンさんたちを先にやるように言うとエルフマンさんが力尽きて倒れる。
「エルフマン!!」
「ウェンディ。エルフマンさんを・・・」
「うん!!任せて!!」
ウェンディはエルフマンさんに駆け寄り治療を始める。それにしても・・・あのとかげ・・・強かったな・・・
「答えないなら」
「やめてください!!」
俺たちの後ろではグレイさんをカナさんが肩をつかんで激しく揺すっていたが、ジュビアさんがそれをやめさせる。ジュビアさんはそのままグレイさんをかばうように前に立つ。
「グレイ様が妖精の尻尾を裏切るはずがありません!!
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