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蓬莱山家に産まれた
産まれた
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私は選ばれた人間なんだからこんな所にいったらダメと言われてるし。後、銀って何?」

顎に手を当て考える、なんか隣で銀って何!ちょっと聞いてるの!?とか聞こえるが無視だ無視無視
ちなみに金はあるお小遣いをもらってるので準備は万全いざ出陣!

「おや、お久しぶりです坊ちゃん。こんな店の商品を買いに来てくれて嬉しいですよ」

皺くちゃまみれの顔や手だが俺はおばちゃんの顔や手を美しいと感じる。駄菓子屋のおばちゃんには、坊ちゃんと呼ばれているが父さんが何か凄い偉い人なんだってさそれで坊ちゃん呼びやめてほしいんだがやめてくれといってもやめないので諦めた

「そうだろう!ちなみに今日は俺の女を連れて来たんだよ!」

「おや、坊ちゃんにも春が来たんですねぇ・・・あたしゃ嬉しいですよ」

はっはっは!照れてしまうなと思ったら、隣にいた銀に足を思い切り踏まれた。痛いからやめてほしいんだがやめてくれそうにない。しかもすげー睨んでる怖い怖い
よし駄菓子を入れる籠を2つ借りて1つを銀に渡すが受け取ったらおろおろしだした買い方が分からないようだ

「何かを買うってことしたことないのか?」

「無いわ、親がいつも買ってくれてきたし」

なるほど納得よし俺が買い方を教えて進ぜよう!

「見渡す限りお菓子だよな?」

「ええ、見たことないのが多いけどね。」

駄菓子屋にしかないお菓子もあるからそうだろうな

「欲しいお菓子を籠に入れておばちゃんに渡せばいいだけだ」

「そ、そう簡単なのね。」

目移りしてるようだなよしよし順調順調この調子で行くぞー
うむ、一通り欲しいものを籠に入れたな焼肉のたれと、10円ガム、20円ガム、うまい棒、麩菓子、シャーベットペロ、まけんグミ、カメレオンキャンディ クッピーラムネ、ガリボリラーメンそして忘れてはいけない!ラーメンババアを!
等々買って買って買った俺のお金はおばちゃんのレジに吸い込まれたが後悔はしていない財布の中身は寒いけど後悔なんてしない!

「ありがとうございました、坊ちゃん。結婚式には呼んでくださいよ」

「呼ぶのはいいけど、結婚式あげるまでに死ぬなよおばちゃん」

「大丈夫ですよ私は後1億年生きそうな気がしますから」

笑顔でおばちゃんが手を振って言ってくれた、結婚できるかなー。ちなみにこのばあちゃん昔妖怪が入り込んだ時にフライパンで叩きのめしたとかいう伝説を持ってる









銀と公園のベンチに座って一緒にお菓子を食ってる銀の様子を見てたらわたパチを食べてる口の中でパチパチする奴だな初めて食べたのか口を押えてんー!!って唸ってる可愛いじゃないか銀よ

「なあ、美味しいか?」

銀が右手で口を押え涙目でこちらを見る。そ、そんな
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