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コンビネーションハンター
8部分:第八章
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その腕を磨く時だけれど」
 今度はイザベラが彼に問うのだった。
「やっぱり一人じゃないわよね」
「ああ、そうさ」
 そしてディアルゴもはっきりと答えるのだった。
「二人だ」
「そうよね、やっぱりね」
 イザベラもそれを聞いて納得した表情を見せてきた。
「二人であいつに向かうんだからね」
「これからいつも二人だな」
 ディアルゴはまた言う。
「二人でな。腕を磨くか」
「冒険するにしろ何にしてもね。これからずっと二人なのね」
「それでな。二人であいつ捕まえるからな」
 このことも決まったのだった。
「絶対にな」
「わかってるわよ。さて、これから村に帰るけれど」
「ああ。それで?」
「それまでもこれからも。いいわよね」
「わかってるって」
 敗れはしたがそれでも意気はあった。彼等はまたシルバーヘッドに向かうことはもう決めていた。そうしてそのうえで今は自分達の村に帰るのだった。


コンビネーションハンター   完


                    2009・6・15

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