7部分:第七章
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「わしは千年生きておるのだとな」
「じゃあこれもだっていうのかよ」
「そんな馬鹿な」
「馬鹿なでもない」
言いながら何と。身体を縦と横と斜めに動かしてきた。それにより無数の残像を出してみせた。弓矢も竜巻も全てその残像達を通り抜けていくだけであった。
「何て奴だ」
「分身したって」
「こうしたこともできるのじゃ」
その分身するシルバーヘッドの言葉だった。
「残念じゃったな」
「俺達のこの攻撃も無理だっていうのかよ」
「何て奴なの」
「確かにできることはできる」
シルバーヘッドは一つに戻ってきた。そうしてそのうえでまた二人に言ってきた。
「しかしじゃ。それでもまだわしを傷つけることはできんのう」
「ちっ、殆ど神様だな」
「長生きしてるわけじゃないってことね」
「また来るのじゃな」
そしてこうも言ってみせたシルバーヘッドだった。
「またのう」
「ふん、今日は負けを認めてやるわ」
「私もよ」
二人は忌々しげに言葉を返した。
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