5部分:第五章
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ている。そうしてそのうえで彼等を見下ろしているのだった。
「またしてもという感じだ」
「またしてもなのね」
「人間もエルフも懲りん種族だ」
そして彼はこうも言うのだった。
「少しは諦めたらどうだ?」
「悪いが俺は諦めの悪い男でね」
「私だってそうよ」
ディアルゴだけでなくイザベラも言い返してみせた。
「絶対に御前を捕まえるかやっつけてやるからな」
「それも今ね」
「ではやってみせるがいい」
ヒポグリフは平然とした面持ちでここでも彼等に言葉を返した。
「気が済むようにな」
「ちっ、この余裕が頭に来るんだよな」
「あんたそんなに強いっていうの?」
「千年生きておる」
シルバーヘッドはまた言葉を返してきたのだった。
「それから見れば所詮エルフもな」
「ちっ、じゃあこっちは若さを見せてやるぜ」
「見ていなさいよ」
二人はシルバーヘッドを見据えながら言葉を続ける。そしてであった。
ディアルゴが弓をつがえ。そしてそれを放った。
鋭い矢がシルバーヘッドを下から襲う。しかしヒポグリフはそれを何なくかわしてしまった。
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