2部分:第二章
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第二章
「あいつは俺が撃ち落とすんだ。爺さんと親父の願いを適えるんだ」
「頑張りなよ」
竜人が彼に声をかけてきた。
「いいな、絶対にだよ」
「親父は爺さんが死の床にいた時に頼むって言われて」
ディアルゴはここでまた話す。
「そして俺は親父が死ぬ時にな。言われたからな」
「三代目だね、本当に」
「あんたが」
「そうさ、だからこそ今度こそ仕留めてやるんだ」
言葉にこもった気合はそのまま強くなっていく。
「絶対にな」
「頑張りなよ、それじゃあね」
「絶対にね」
「ああ、やってやるさ」
彼の言葉は本気だった。その本気の言葉で誓うのだった。その誓いは本物だった。そうしてその誓いを胸に村に戻りすぐに。狩りに出るのだった。
「ディアルゴ」
「イザベラ」
若い白い肌の娘が彼に声をかけてきた。エルフに相応しい美貌の持ち主で目はやはり澄んだ緑だ。そして髪は砂色でさらさらとしている。その彼女が彼のところに来たのだった。
「またあの山に行くのね」
「ああ、そうだ」
薄い身体の形がはっきり見えるくるぶしまでの長い麻色の服を着た彼女に答える。彼は動き易いように皮の鎧を上着の上に着けている。すね当てがズボンの上から着けられている。
「またな。行って来る」
「シルバーヘッド。捕まえるのね」
「今度こそな」
こう彼女にも誓うのだった。
「絶対にな」
「そう」
イザベラは彼のその言葉を聞いて少し寂しい顔になった。
「またあそこに行くのね」
「それがどうしたんだよ」
「ねえディアルゴ」
寂しい顔を消して彼に言ってきた。
「シルバーヘッドが捕まらなかったらどうするの?」
「どうするのって?」
「だから。その時はどうするの?」
こう彼に問うてきたのだった。
「その時は一体」
「絶対捕まえるさ」
彼の返答はこれだった。
「絶対にな。捕まえる」
「そう。絶対になのね」
「一生かかっても捕まえてやる」
彼はまた言った。
「それか倒してやる」
「とにかくどうにかするのね」
「ああ、俺がやらないで誰がやるんだい?」
まさにこれが彼の考えだった。
「他の誰が。そうだろ?」
「わかったわ」
イザベラも遂に頷いた。彼の考えを認めたのだ。しかしだった。彼女はここで。彼に対してこう言ってきたのだった。それも強い声で。
「けれどね」
「けれど?」
「私も一緒に連れて行って」
顔を上げての言葉だった。
「私も一緒に。いいかしら」
「一緒にって?」
「私は僧侶よ」
それが彼女の職業だ。ディアルゴがハンターなのに対して彼女は僧侶なのだ。村で代々僧侶を務めているのが彼女の家なのである。
「だからね。私も一緒にね」
「連れて行けっていうのか?」
「そうよ」
こう言
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