暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜雷皇の狩人と双棍の闘士〜
B:流るる双剣士は神喰い達と交わる
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て事は、別のSAOプレイヤーなんだろ?」
「おう!俺はリュート。<流水の剣士>リュートだ。初めまして、で良いよな?」
「勿論。俺は<神喰いの剣士>キリト。……メンバー紹介は、取り合えずトールバーナに戻ってからにしよう」
「……また出直すのか」
ソーマがボソリと言うのを、俺は聞き逃さない。
「悪いけど、さっきので俺の神機がオーバーホールしなきゃ行けないダメージを与えちまったからな。大方、ハンニバルの装甲のせいだとは思うが、リッカさんに調整頼もうにも、此処じゃ危険すぎるからな。ネフェリムとサラディンとリンドウさんは良いとしても、俺達は一介のゴッドイーターだ。神機が動かなきゃ唯の人間と同じ。だから、トールバーナで神機を直してもらわなきゃ動けないんだよ」
そう言うと、ソーマは舌打ちをする。
「……確かに、キリトの判断は間違いでは無い。退くことも時に勇気と称される」
「それじゃ、一度トールバーナに戻ると言うことだな。……別にお前の心配はしてないぞ?」
「……普通に会話を成立させられないのか、サラディン」
キリトは言うと、恐る恐るリュートが言う。
「あー……俺はどうしたら……」
「……勝手に付いてくれば良いだろ」
「と、ソーマが言ってるから、俺達と一緒にトールバーナに行こうぜ。能力とか、色々聞いておきたいし」
「おう。よろしく頼むぜ!」
こうして、新たにメンバーを加えた俺達は一時、トールバーナに帰還することとなった。
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