暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜雷皇の狩人と双棍の闘士〜
B:流るる双剣士は神喰い達と交わる
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ニバルのコアにソードスキルを放つ。
「グアアアアアッ!」
すぐさま体勢を立て直したハンニバルは、回転しながら、二人目掛け尻尾を振るう。
「させるか!」
その前に、ハンニバルの足に、俺の回転蹴りを放ち、地面にダウンさせる。ゴッドイーターの恩恵を受けているからこそ出来る芸当だ。……まぁ、あのままいても、恐らくは二人に尻尾を斬られていたと思うが。
「<エクス……>!」
「<無銘………>」
倒れたハンニバルに、二人がすかさず追撃をしようとすると。
「グォオオオオオッ!!」
ハンニバルのコアから、三対の羽が生え、熱風で二人を吹き飛ばす。
『あぶねぇ!』
すかさずリンドバルが二人を受け止めると、ハンニバルがリンドバル目掛け炎の槍を放つ。
『食らうかよ!』
それを盾でいなすと、そのまま回転して蹴りで迷宮区の壁にハンニバルをめり込ませる。流石。
と、そこに先程のプレイヤーが俺の隣に来る。
「アンタ、キリトか!?」
「……ああ。キリトだが、あんたの知るキリトじゃないぞ?」
言うと、プレイヤーは言う。
「そんなのは後回しだ!俺も混ぜさせて貰うぜ、キリト!」
言うと、プレイヤーは駆け、右手に短剣、左手に刀を持ち、構える。
途端、ソードスキルを発動させた。
「<双剣>ソードスキル、<五十嵐>!!」
途端、前後左右上への満遍ない斬撃をハンニバルに放つ。
そして、ハンニバルは結合崩壊を起こし、オラクル細胞を所々傷口から出している。最も、再生はしているはずだが、それよりもダメージを与える方が早いらしい。
「おい、そこ退いてろ!」
ネフェリム、サラディンに叫び、リンドバルから貰ったアラガミバレットでリンクバースト状態になると、神機を銃形態・ブラッドロアに切り換えると、血の力<覚醒嵐>を発動させ、ブラッドロアに力を込める。
(ルナ)加速(アクセル)銃撃手(トリガー)、スタン・バイ』
青いラインがブラッドロアに走ると、叫ぶ。
「<銃撃手満月全部加速爆発(トリガールナティックフルアクセルバースト)>!」
ブラッドロアから幾つもの銃弾が放たれ、不規則に動き、それらはハンニバルを射貫く。
「グォオオオオオッ!!」
それを受けたハンニバルは、壁から出て、俺を襲おうと手を伸ばすが、その寸前で事切れ、地面に倒れ込んだ。
ズズゥン……と地響きを立てて、迷宮区を揺らしたハンニバルの死骸は、何も言わず、ただそこに転がっていた。
念のため、コアを摘出したが、ハンニバルは復活せず、そのままオラクル細胞化して無惨した。
「……うーん、ハンニバルの再生機関が失われてる、って事でしょうか」
「……後々調べる必要が在るな」
アリサとソーマの言葉に頷くと、俺はプレイヤーの方を向く。
「……で、俺はまだお前の名前知らねぇけど、俺の名前を知ってるっ
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