暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-A子供の自然を得るがごとし
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ぶ!?」2人を呑み込んだ。踏んだり蹴ったりだね・・・。

「シグナム、アインス、2人を救出!」

「「はいっ!」」

シグナムさんとアインスさんがシャルちゃんとアリシアちゃんをお姫様抱っこで救出。パラソル下に敷いてあるシートに寝かせた。みんなで心配してると、アリシアちゃんは「うへぇ、酷い目に遭った。でも負けない!」すぐに体を起こしたけど、シャルちゃんは横たわったまま。どうしたのかと思ってると・・・

『人工呼吸プリーズ。なのは、アリサ、すずか、フェイトの誰か、ルシルに人工呼吸するように促して』

そんな念話が。大丈夫そうだね、シャルちゃんも。さすがに溺れたのを利用するのはダメなことだから、『ルシル君。シャルちゃんが――』さっきの念話の内容をルシル君に伝えた。

「『なるほど。判った』意識や息が無いのか? 人工呼吸だな」

シャルちゃんの表情が目に見えて緩んだし、少し唇を突き出してる。もうこれは演技だってバレバレ。私たちの空気が呆れ一色になってるところに、ルシル君がフェンリルさんを肘で小突くと、フェンリルさんは首を横に高速で振った・・・かと思えば、いきなりフェンリルさんの表情が満面の笑みに変わって、さらに狼の耳がぴょこっと飛び出た。

「待ってろ、シャル。すぐに人工呼吸するからな」

そう言うルシル君だけどスタンバイしてるのはフェンリルさん。そしてフェンリルさんがシャルちゃんに人工呼吸するために口を付けた。ここでシャルちゃんが動く。両腕でフェンリルさんの頭をホールドして目を開けた。まぁ、ルシル君と思っていたのにフェンリルさんだったから当然「っっ!!??」ビックリするよね。だから「うおーい!」シャルちゃんはフェンリルさんを押し飛ばした。

「な、なんであなたがやるわけ!?」

「マスターに頼まれたから。ホントは嫌だったけど、マスターがお願いを聞いてくれる言ってくれたから?」

「ひどぉ〜い!」

「酷いのは君だ。人の心配を利用するのはさすがにまずいだろ」

「ぅ・・・うん、ごめんなさい」

シャルちゃんがルシル君だけじゃなくて私たちみんなに頭を下げて謝ったから、もうこの件は終わり。さ、ここへ来た目的、海に入ろう。泳ぐ子、浮輪で揺られる子、砂浜でお城を作る子、ビーチチェアでのんびりする子、いろんな方法で海を満喫。ちなみに私は泳ぐ子組。アリサちゃんとシャルちゃんとフェイトちゃんと競争して、私が1着で勝利。

「くぅー、やっぱり速いわ、すずか」

「改めて運動能力1番を実感するよ」

「常々思うけど、すずかって見た目が文系そうなお嬢様なのに、実際は体育会系とかわけ判ら〜ん」

海岸から50mと離れた沖にある1つ岩にタッチした状態で3人と話していると、「そこから先は結界外だから気を付けてなぁ」浮
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ