1部分:第一章
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ウス!?」
「そう、新たな神々の長となる者だ」
こうキュクロプス達に対して告げるのだった。その姿はまだ若いながら威厳を感じさせるものであった。
「そしてそなた達をここから出す者だ」
「我々をここから出す!?」
「嘘だ」
彼等は最初その話を信じようとはしなかった。
「我等をここから出すなぞ」
「我等の父はそんなことは」
「そなた等の父であるウラノスは既にいない」
しかしゼウスはその彼等に対してまた告げてきた。
「彼は己の子クロノスに敗れ王の座から退いた」
「そうだったのか」
「我等が父は」
「そのクロノスも汝等をここに閉じ込めたままだった」
これはキュクロプス達の知らぬことだった。何故ならクロノスは彼等をそのままこの場所に幽閉したままだったからだ。それで彼等が知っている筈もなかった。
「だが。それも今終わった」
「終わった・・・・・・」
「そなた達は日の下にいられる」
こうキュクロプス達に告げた。
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