第百四十六話 生まれる家族と現れる家族
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サーチモン[そうですね。マスター・クアットロ。例の物の用意が出来ました]
クアットロ「ご苦労様。さあて、不法侵入ちゃ〜ん?」
甘ったるい声で京に歩み寄るクアットロ。
その手には怪しげな薬瓶が握られていた。
京「な、何?」
クアットロ「不法侵入した罰として、私の実験に付き合って貰いますから〜」
京「じ、実験…」
顔が真っ青になっている京だが、ルカもクアットロも気にせず会話をしている。
ルカ「クアットロ、それは確か、短時間で脳細胞が激しく活性化する奴ではありませんでしたか?副作用として脳細胞が死滅する奴」
クアットロ「正解で〜す。それにしてもルカお兄様もいいチョイスですわ。身体能力の底上げをする薬なんて。副作用として廃人になりますけどね〜☆」
京「ヒ、ヒイィ!!?」
怯える京にルカとクアットロは満面の笑みを浮かべた。
クアットロ「では、お兄様。哀れな犠牲者第1号の不法侵入者…井ノ上京ちゃんの犠牲を祝って、カンパーイ♪」
ルカ「カンパーイ♪」
京「ヒイ!!そぎゃああああああああ!!!!」
蓋を空けた薬瓶をカチンとぶつけ合い、2人は鬼畜な笑みを浮かべて京の口に運んだ。
京の断末魔の叫び声が響き渡った。
ルカ「本当に実験なんてするわけないでしょうに」
クアットロ「白目剥いて失神してますわ。中身は子供用のシロップ薬ですのに」
呆れたように口から泡吹きながら気絶している京を呆れるように見つめていた。
ルカ「クアットロ、このお馬鹿さんの記憶操作を頼みますね」
クアットロ「分かりましたわ…。余計な仕事を増やさないで欲しいわね…」
聞こえていたルカは苦笑しながらクアットロに引きずられていく京を見つめていた。
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