【東方Project】編
078 升田、人間止めるってよ
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ようも無いほどの高熱に冒されるだろうが、それらの症状は放って置いても大した問題は無い。日にち薬、日にち薬。
(※…PSI(サイ)≠ノついては別紙参照)
・もしこの未来の世界≠ナ雨宮 桜子と云う少女に遇ったら、それとなくで良い──目を掛けて欲しい。……その際、俺の名前は出さない方が無難。
・この未来の世界≠ノ、恐怖≠覚える事。……RPGの様に──ちょっと違うかもしれないが、段階≠踏みつつ強くなりましょう。……俺は初戦だけの助っ人キャラの様なものだと頭に置いといて下さい。
……大体こんな感じ。八雲 祭気絶している最中に纏めた物である。……八雲 祭へは書面に書いてある内容の幾つかを省いて説明した。
「……大体こんなところか。……ああ、もう喋れるはずですよ」
したかった説明も終わったので、“言葉の重み”を解除する。
「……いろいろ思うところは有るが、取り敢えずは礼を言おう。ありがとう。……それと、年齢も近そう──いや、歳上っぽいから敬語は要らない。……それとファーストネームで良いよ。むず痒い」
「判ったよ。……そろそろ行こうか」
「は? どこに?」
「公衆電話のある場所だよ」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
祭の公衆電話を見付けて、祭が持っていたテレフォンカードで祭からしての──元の時代≠ノ帰ったのを確認した。……“腑罪証明”を使える様になっているのを感じた俺は転移しようしたのだが…
……ちなみに、祭に手紙を渡すのは忘れていない。
閑話休題。
「……ここ≠ヘ…」
その世界≠ノは見覚えが有った。ここ≠ヘ──この世界≠ヘ…
――ピチャ…
まるで水滴が地面を叩いた時の様な音が聞こえた。その音の元──足元に目をやれば、赤い点≠ェ1つ。……もしや≠ニ思いながら上唇と鼻の穴の間を軽く擦ってみれば、出血していた。紛う事無き鼻血だった。
「……あれ…?」
その鼻血に気付いたのが発端となったのか、今度はまるで世界がひっくり返って≠「る様に感じる。……そう、それは【PSYREN】の世界にの空気を吸ってしまったが故の、PSI(サイ)≠フ覚醒の兆候だった。……祭に伝えた事が自分の身にも起こっていた。
(あ…)
もしこれが平素なら、“五本の病爪(ファイブフォーカス)”で治療したり、“大嘘憑き(オールフィクション)”で無かったこと≠ノしたり出来るが、今の贔屓目に見てもコンディションは最悪の一言に尽きるので、そのまま意識を手放してしまった。
………。
……。
…。
(ん? ……柔らかい
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