緋色の空
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「ジェラール・フェルナンデス。連邦反逆罪で貴様を逮捕する」
評議院はジェラールの腕に手錠をかける
「ま・・・待ってください!!」
「ジェラールは記憶を失っているんです!!何も覚えてないんですよ!!」
俺とウェンディがラハールさんに伝える。
「憲法第13条によりそれは認められません。もう術式を解いていいぞ」
「はっ」
ラハールさんに言われ評議院の人が術式を解除する。
確かに認められないのはわかってる・・・だけど・・・
「で・・・でも!!」
「いいんだ。抵抗する気はない」
納得できないウェンディにジェラールが言う。
ジェラールは俺たちの方を向き、うつむいたまま話し出す
「君たちのことは最後まで思い出せなかった。本当にすまない。シリル、ウェンディ」
「この子たちは昔、あんたに助けられたんだって」
ジェラールに向かってシャルルが言う。ジェラールは顔をあげこちらを見る。
「そうか・・・俺は君たちにどれだけ迷惑をかけたか知らないが、誰かを助けたことがあったのは嬉しいことだ」
ジェラール・・・でも・・・記憶がないからなのかな。俺の知っているジェラールとは何かが違うような気がしてならない
「エルザ・・・」
ジェラールはエルザさんの方を向く
「いろいろありがとう」
ジェラールはそう言って評議院に連れられていく
「他に言うことはないか?」
「ああ」
ラハールさんはすれ違い様にジェラールに問う
「死刑か無期懲役はほぼ確定だ。二度と誰かと会うこともできんぞ」
「え!?」
「そんな・・・」
「いや・・・」
俺とルーシィさんはラハールさんの言葉に驚きウェンディはうっすら涙を浮かべながら俺の手を強く握る
それを聞いたエルザさんが動こうとした時
「行かせるかぁーっ!!」
ナツさんが評議院数人の頭を掴み暴れ出す
「ナツ!」
「何してるの!?相手は評議院よ!!」
グレイさんとルーシィさんが言う。
「そいつは仲間だ!!連れて帰るんだぁっ!!」
ナツさんはそう叫びながらジェラール評議院を押し退ける。
「よ・・・よせ・・・」
ジェラールが呟くがナツさんは止まらない
「と・・・取り押さえなさい!!」
ラハールさんの指示を受けて評議院がナツさんを取り押さえようとするが
「いけ!!ナツ!!」
「グレイ!?」
グレイさんが評議院たちを体当たりする
「こうなったらナツはもう止まらねぇからな。気に入らねぇんだよ。ニルヴァーナ防いだ奴に労いの一言もねぇのかよ!!」
「それには一理ある、その者の逮捕は不当だ!!」
「ジュラさんに賛成だな。そいつの
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ