第三章
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です、どうしてもでした。
怖くて足が竦んで動けなくなってしまっていました。その子供達にです。
黒バットは足を前に出してきました、もう皆駄目だと思いました。
ですがそこで子供達のうちの一人が皆に言いました。
「そうだ、こうした時こそね」
「こうした時こそ?」
「何かあるの?」
「黄金バットを呼ぼう!」
こう皆に言うのでした。
「だって黒バットは黄金バットの敵でね」
「僕達を守ってくれるから」
「だからなんだね」
「黄金バットは正義のヒーローだから」
「絶対に助けてくれるから」
「だから呼ぼう」
これがこの子の提案でした。
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