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フリージング 新訳
第24話 Machination 3
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アーサーが何かを言い淀む。そして、意を決したように言った。

「カズト。本当に、もうサテライザー先輩に関わるのはやめた方がいい。」
「…………またその話かよ。」

カズトは食べる手をとめ、訝しむようにアーサーを見る。

「サテライザー先輩がなんかしたのか?そりゃ、怖いけども、何も人1人再起不能にしたわけじゃ……」
「したんだよ。二年近く前にね。」

そう言われ、ブッと口に入れていたカレーを喉に詰まらせてしまった。

「ゲホッ、ゲホッ??」
「おい大丈夫かよ??ほれ水!」

なんとか持ち直し、アーサーへと目を向ける。

「それどういうことだよ??」

問いただすと、アーサーは顔を少ししかめ、話し出した。

サテライザー先輩が前いた学園でも騒ぎを起こしていたこと。
そこで、1人のリミッターを再起不能にしてしまったこと。
いろいろと突っ込みたいことはあったが、それはどうでも良い。

「だから、カズト。今からでも遅くない。他の人を見つけた方が……」

アーサーが言おうとしたその時だ。

「カズトくーん??」

波乱はすぐそこまで迫っていた。

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