1部分:第一章
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。己の罪深い姿をできるだけ人に見せないように山や荒野を進む。そうして気の遠くなる程長い間彷徨ったのだった。
やがて彼はアテナイに辿り着いた。できるだけ山の中を彷徨い人を避けていたのだがその中でアテナイの傍にある山に着いてしまったのだ。
「ここはアテナイだな」
「ええ」
「そのようです」
娘達は耳を済ませる父に対して答えた。辺りには小鳥の鳴き声や川のせせらぎが聞こえている。その音を聞きながらの言葉だった。
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