天馬から妖精たちへ
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お礼を言う。
『聞いての通り僕たちはすでに魔力の限界だ。もう船からの攻撃はできない。それより最後にこれだけ聞いてくれ!! 時間がかかったけどようやく古文書(アーカイブ)の中から見つけたんだ!!
ニルヴァーナを止める方法を!!』
力強くヒビキさんが言う。
「本当か!?」
『ニルヴァーナに、足のようなものが8本あるだろう?』
最初にニルヴァーナが復活したときに胴体を支えていた足があったことを思い出しそれのことを言っているのだと気づく
『その足……実は大地から魔力を吸収しているパイプのようになっているんだ。その魔力供給を制御する魔水晶(ラクリマ)が各足の付け根付近にある。
その八つを同時に破壊することでニルヴァーナの全機能が停止する。一つずつではダメだ!! 他の魔水晶(ラクリマ)が破損部分を修復してしまう』
「同時にだと!?」
「どうやってですか!?」
タイミングを合わせるなんてなんの合図をなしだとできませんよ!?
「僕がタイミングを計ってあげたいけど……もう……念話が持ちそうにない」
すると突然頭の中にタイマーのようなものが現れる。
『君たちの頭にタイミングをアップロードした。君たちならきっとできる!! 信じているよ』
ヒビキさんがそういうと頭の中に20分という数字が現れ、それはカウントダウンを始める
「20分!?」
『次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ』
『無駄なことを……』
ヒビキさんの言葉に被せるように違う声が聞こえてくる。
『誰だ!?』
「この声……」
「ブレインって奴だ!!」
「ブレインって……」
ジュラさんが倒したはず……なんで起きているんだ?
『僕の念話をジャックしたのか!?』
『俺の名はゼロ。六魔将軍(オラシオンセイス)のマスターゼロだ』
ゼロ!? そんな奴までいたのか!?
『まずは誉めてやろう。まさかブレインと同じ古文書(アーカイブ)を使える者がいたとはな』
ゼロの声はまるで余裕を感じさせるような笑いがわずかに入った声をしていた
『聞くがいい!! 光の魔導士よ!! 俺はこれより全てのものを破壊する!!
手始めに仲間を三人破壊した。滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)氷の造形魔導士、星霊魔導士、それと猫もか』
『ナツくんたちが……!?』
「でたらめ言うな!!」
「そんなのウソよ!!」
俺たちはゼロの言葉に動揺する。
『てめぇらは魔水晶(ラクリマ)を同時に破壊するとか言ったなぁ?俺ともう一人の男がその八つの魔水晶(ラクリマ)のうちのどれか二つの前にいる!! ワハハハハ!! 俺たちがいる限り同時には壊すことは不可能だ!!』
「もう一
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