シリルの昔話
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あったことを思い出してそれを取り出してウェンディにかける。
「ありがとうシリル」
「いやいや」
しばらく俺とウェンディはジェラールが走っていったところを見つめながら待っている。ウェンディが眠たくなってきたのか首がカクカクッと上下しだしたくらいにジェラールが戻ってきた
「ジェラール!!」
さっきまで眠そうだったウェンディはジェラールを見つけて大喜びで駆け寄っていく
「雨の日は嫌だけど、こんないいこともあるんだよ」
ジェラールは腕いっぱいに持っている果物を俺たちに見せる。それは水滴がついていてきれいに見えた
「わぁ!!」
「どこでとってきたの?」
「聞くなよ」
喜ぶウェンディと俺。俺が質問するとジェラールはなぜかそう返答したので俺とウェンディは?マークをいっぱいに浮かべていた
「さぁ、食べよう」
「「うん!!」」
ジェラールは木の下の雨の当たらないところまでいき座る。俺とウェンディはジェラールを囲むように座りジェラールのとってきてくれた果物を頬張る。
その日はその木の下で野宿をした。
その日の夜は昼間の雨など想像できないほど星がきれいだったのを今でも覚えている
―――――ある天気のいい日
旅をしていたときあまりにも天気が良くて凄く暑かった日もあった。
「暑いね」
「そうだね」
俺とジェラールは額に流れる汗を拭いながら歩いている
「ウェンディ。大丈夫?」
「だい……じょう……ぶ……だよ……」
「とてもそうは見えないけど?」
「あう……」
ジェラールの問いにウェンディが答えるが顔を真っ赤にしてふらふらしている。するとジェラールは近くにあった大きな葉っぱの植物を茎から取りウェンディに渡す
その葉っぱのおかげで影ができていた
「ありがとうジェラール」
「ううん。シリルもどうだい?」
ジェラールは俺にも葉っぱを渡してくる
「ありがとう。じゃあ俺からお返し!!」
「お? なんだい?」
俺はジェラールから葉っぱを受けとるとジェラールに手から出した水を掛ける
「どう?」
「冷たくて気持ちいいね。ありがとうシリル」
「わぁ!! シリル!! 私にもかけて!!」
「いいよ!!」
俺はウェンディにも水をかける。気がつくと俺たちは天気のいい日にも関わらずびしょびしょになるまで水遊びをしていた
――――岩場にて
それからまた何日かして俺たちは見晴らしのいい岩場で風を浴びていた
「涼しいね!! シリル!! ジェラール!!」
「うん!! 風がとっても気持ちいい」
「そうだね」
ウェンディは体全身に風を受け俺も一緒になって風を受ける
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