13.霧中
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般の人には目撃され難いのが、不幸中の幸いかな。早急にどうにかしないとだね」
「あの、なのはさん……」
「無海、お前には何か事情があって色々と黙ってて、今それを言って吐き出してぇのはわかるがな、今は任務中だ。あんなんが居るとなったらノロノロとかやってられねぇ。シャドウとかについての情報とか以外は今は我慢しろ」
「……ですね」
ヴィータからクギを刺され、彼女は言葉を飲み込む。
「ヴィータちゃん、ちょっと言い方がキツいんじゃないかな」
「お前が緩いんだよ!ドローンやさっきのだけならともかく、敵性魔導士もいるんだぞ。現場で余計な事に気を散らせば命取りだろうが」
内容を気にしなければ教育方針に揉める夫婦みたいな会話をする隊長と副隊長。
彼女は深く深呼吸をして切り替える。
頭を過った可能性は一先ず棚上げをし、現状の打開を最優先する事にする。
「なのはさん、ヴィータさん。移動しながら知ってるの限りのシャドウの情報と関係あると私が思う情報をお伝えします」
過去の闇は未だに彼女を離さず正に五里霧中。
目先も未来も霧かかり、先導してくれる灯りもその胸中の不安が塗り潰す。
彼女が霧払い進む先は未来に続く道程か、はたまた過去を無為にする断崖か。
答は全て霧の中
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