彼らの平穏、彼らの想い
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大きさに理解を深めた。
大きく手を広げた秋斗はぐるりと彼らを見渡して笑みを一つ。
「……ありがと。お前さんらが居てくれてよかった。
改めてよろしく。黒麒麟になりきれないマガイモノだが……徐公明という。
お前さんらと共に、乱世に咲く想いの華を後の平穏な世に捧げよう」
部隊長は置いてあった酒の瓶を差し出す。彼を認め、戻るまでは共に戦ってみせようというように。
杯は数が足りないが、回し飲みで十分だ。皆、瓶を持ってきたモノの周りに集って、うずうずと秋斗を見やった。
何がしたいのかは、彼であれど分かっている。
「クク、楽しい夜だがバカ騒ぎの続きと行く前にお前らの証を教えてくれや! 叱られるのは俺だから困らねぇだろ!」
ふい、と部隊長の方を向いて頷く。今それを言うに相応しいのは、黒麒麟として戦ってきた彼らなのだから、と。
応と上がる返事は力強く、胸いっぱいに息を吸い込んだ彼らは拳を掲げる。
その口から発される証は――――――
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