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親友
親友がストーカーに変わった時、親友が最後の復讐を始めた時。
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私は荻田愛菜、20歳。花島女子大学2年生。学部は服飾デザイン・商業アパレル学部に通っている。私は真面目に学科を専攻する真面目な学生である。
そんな私と正反対の性格をもつ「親友」がいる。赤羽瑳都弥(あかばね さとみ)20歳。彼女は中高時代の同級生で友達がいなかった彼女は私になついている。まぁ、友達が出来ない理由はだいたい分かる。彼女は俗に言う天然で可愛い系列で彼女持ちの男が手を出してしまい、「尻軽女」と陰口を叩かれる。まぁ、そんな性格じゃなくて純粋で素直な所があるから…そこを生かせば良いのか。そんな彼女と付き合っている私に大学の友達が『愛菜、瑳都弥と絶交しなよ。』私は理由を聞くと『この前の合コンの時、悠哉君と喋ってた時にあんたの事睨んでたよ。瑳都弥に聞いたら、『あたしの悠哉君盗るなんて許せ無い』って。悠哉君に聞いても瑳都弥と付き合って無いって言ってたし、愛菜は悠哉君と付き合っているから言って置こうと思って。瑳都弥、下手したらストーカーになるよ。』私は混乱を隠せなかった。瑳都弥がそういう事をするなんて…。授業中もボーッとしていると瑳都弥が『どうしたの?』私は何でも無い、と言ってその場を離れた。その夜は悠哉君とご飯を食べに行った。すると悠哉君が『最近俺の大学で待ち伏せされるんだけど。』私がどうして?と聞くと『この前の合コンで赤羽瑳都弥って居ったよな。その女が俺に『愛菜といつ別れるの?私と付き合ってくれないの?』俺怖くなって逃げた。あんな事聞いて来るってよほどだぜ。お前、親友って言っているけどお前と親しくして男横取りしようとしているようにしかみえない。』瑳都弥のもうひとつの顔を知る事をまだ知らなかった。続く
結婚してしばらくの事。私と悠哉の間にあたらしい命を授かった。私は仕事を退職して子供服のブランドを立ち上げた。そこで思いも寄らない出来事が起きる。一人の女性が「愛菜」と呼んだ。振り返ると不敵の笑みを浮かべる瑳都弥がいた。凍り付いた私に「聴いたよ、悠哉君と結婚して子供が生まれるって。私、まだ諦めていないから。悠哉を。あんた高校の時から馬鹿にしてるの、わかっていたの。友達のふりしとけば男が出来ると思ってた。でもあんたも悠哉も別れない。でもあんたから悠哉を奪い取る。」脅迫めいた言葉に恐怖を覚えた。何かしらの事を仕掛けてくる…家に帰ると悠哉がいた。私はとたんに涙が止まらない。悠哉に全てを吐き出した。
『もういや、瑳都弥は私を殺してまで奪い取りたいのよ!!私、悠哉と離婚するわ。もうごめん、私は限界。悠哉もそうだと思わない?私が壊れる前に…』弱音を吐ききった私に『俺、意地でも離婚しないよ。瑳都弥に全く気があるとかじゃない。勝手に恨んでいるだけだろう。あ、いうの忘れてたけど…』悠哉がモナコ公国に転勤をいい渡された。セレブ向けのコスメブランドの立ち上げに関わる、と言われた。
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