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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~
No.18炎の花
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にしようとする。
「回天!!」
その気配に気づいたボルトが回転で防御する。回天は守護八卦六十四掌に比べ防御力に劣るものの発動にかかる時間が早い。だからこそこのタイミングで発動したのだ。回天で大きく飛ばされ壁に着地するヒマワリ。だがこれで振り出しに戻った。また視界の悪い中ボルトを探さなければならない。そう考えた瞬間ある考えがヒマワリの頭に浮かぶ。見つけれないのなら・・・
「火遁・豪火滅失!!」
広範囲忍術で再び焼き払うヒマワリ。見つけられないのなら片っ端から攻撃すればいい。そう考えたヒマワリは広範囲忍術で焼き払ったのだ。火遁で水蒸気は全て飛び視界が開ける。そこには無傷のボルトがいた。恐らくまた防御したのだろう。
(チャクラコントロールを修行で身につけたけどチャクラ消費の激しい豪火滅失に未完成だった業火之向日葵、チャクラを分散する影分身の多様・・まだスタミナはあるけどやっぱり『クー』からチャクラを借りてない分もうチャクラがない・・・使えて炎弾一発・・でもお兄ちゃんだってもうチャクラが・・・)
(さっきのは危なかったってばさ・・あの時回天にチャクラを込めてなかったら確実に消し炭になってたってばさ・・でももうチャクラが・・使えて変わり身ぐらいしかないってばさ・・・)
((これに賭けるしかない!!))
ボルトに向かって炎弾を放つヒマワリ、ボルトはそれをかわさず炎に包まれる。ヒマワリがチャクラを使いきり膝をついた瞬間後ろにボルトが現れる。変わり身でかわしていたのだ。ヒマワリを殴ろうとするボルト、ヒマワリは防御より攻撃を優先しボルトを殴る。互いに拳が当たり壁から落ちる。二人共地面に落ちると互いに動きを止める。しばしの静寂のあと試験管が告げる。
「第三試合互いに戦闘不能のため・・」
結果を告げようとするが言葉が止まる。二人共立ち上がったのだ。僅かな間の後ヒマワリが膝をつく。
「・・・ヒマワリ・・・俺の・・・負けだってばさ・・」
地面に倒れるボルト、一方のヒマワリは膝をついているだけだ。
「第三試合勝者うずまきヒマワリ!!」
結果が告げられ観客席が一気盛り上がる。ヒマワリは観客席のナルトの姿を見つけると笑顔で手を振った。

「なかなかの試合だったな・・」
「ヒアシ様!!」
ナルトとネジの元にヒアシが来る。
「ヒアシのおっちゃん!!ヒマワリスゲーだろ」
「ああすごかった」
ナルトの言葉に何故かネジが返事する。顔をよく見ると少し赤い。
「ネジ・・もしかしてヒマワリに惚れたのか?」
「・・・・・ああ/////」
「ネジって意外と人間らしい感情もあるんだな」
「なんだと!!」
ネジをからかいそれを追いかけるナルト。少し前まで敵どうしだった二人を見てヒアシは少しばかり微笑んだ。















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