第七章 歌姫
第6話 勝負(賭け)
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士織「世界の誰もがそんなお前を肯定しかしないなら……俺はその何倍も、″お前の行為を否定する″!!」
あーあ、やっちまったな、と上条は呆れながら思った。
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琴里「随分思い切ってくれたわね」
士道「面目無い……」
あの後美九に勝負を挑まれたのだ。
天央祭一日目で来弾高校が最優秀賞を取ったら自分の霊力を封印させてあげる、と。
士道達が負けたら、士道(士織)と霊力を封印した五人の精霊を自分のものにする、と。
上条「どうすんだ?」
琴里「こうなった以上全力で勝ちに行くわ。〈ラタトスク〉の全精力を使ってでもね」
そう言う琴里の目はいつに無く真剣だった。
琴里「士道、あんた確かギターやったことあるわよね?」
士道「あ、あぁ。中学の時に一応……」
琴里「それでいいわ。当麻君は?」
上条「あると思うか?」
琴里「……期待した私がバカだったわね」
上条「なんか、胸に突き刺さる言い方……」
琴里「……まあいいわ。とりあえず、特訓よ」
こうして、
対美九に向けてのちょっとした特訓が始まった。
丁度同時期に、
ジェシカ達ーーDEMインダストリー社が、〈プリンセス〉夜刀神十香、五河士道、上条当麻を標的にしていた。
この時は、まだ知る由もなかった。
それは、AST所属の折紙さえも。
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学園都市、常盤台寮にて。
御坂「いつも思うんだけど、アンタって普段何してんの?」
食蜂「あなたには関係ないわぁ。でも意外ねぇ。御坂さんが私のプライベートを気にするなんてぇ」
御坂「……ま、そうよね。最近どうかしてるわ」
食蜂「……?何か暗いわねぇ。何かあったのかしらぁ?」
御坂「……アンタこそ、私に気にするほど暇なのね」
二人の休日は大抵暇である。
それこそ、ニートに等しいものだ。
だからこそ、それは突然のことだった。
急に、二人の携帯がプルルルルと、鳴り出したのだ。
御坂「……メール?」
食蜂「宛先は分からないわねぇ」
どうこう言っても仕方がないのでさっさとそのメールを開く。
そして。
その内容は驚くべきものだった。
御坂「何よ、これ」
食蜂「……でまかせ、でもないようねぇ」
宛先:無し
件名:佐天涙子について
内容:先日の奇襲事件、6月22日に観測した謎
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