第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第14話 昼ご飯
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…手作りカ!?」
「そうですけど…何でですか?」
シリカが《ピナ》にエサをあげながら聞いた。
「そうカ……いや、ここら辺の食べ物じゃないと思ってネ」
「美味くなかったのか?」
俺は味の確認をアルゴにした。(情報屋のアルゴならもっと美味しい物を食べてるのでは?)と思ったからだ。
「逆だヨ……美味しいから、もし売られてるんならその店の情報が欲しいと思ってネ」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
アルゴの感想にシリカが嬉しそうにお礼を言った。
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しばらくしてご飯も食べ終わり、アルゴはそろそろ帰るらしい
「いや〜美味しかったヨ」
「それは良かったよ」
「あ! そうダ」
アルゴは立ち上がると何かを思い出したような声をした。
「どうした?」
「イヤ〜ご飯のお礼という訳じゃないけど、言っておくヨ」
「何の情報なんだ?」
俺は流石にアルゴの情報は気になり聞く事にした。
「確実、ってわけじゃないんだけどネ……シュウ助、10層の迷宮の形…βテストと違ってないカ?」
「……たしかに違ってるよな…」
そう、俺達がβテストの時は第十層の迷宮は、二つに分かれていなかった。
この第十層の迷宮は他の層での、上の層に行く柱の形をした迷宮の入り口とは違って、その隣に高い塔があり、その塔の最上階らしき所から柱に向かって、橋が伸びていた。
「けど、それがどうしたんだ?」
「まだ確信がないけど、もしかしたら今回のフロアボスは……飛ぶかもしれない…」
「は!? マジで!!?」
「マジだヨ」
俺はその言葉に耳を疑った、何しろこのSAOは遠距離の攻撃方法がとんでもなく少ない…
なので飛んでいる敵が一番といって良いほど、面倒なのだ…
「まぁ、確信が無いから他のプレイヤーにはあまり言わないでくれヨ」
「ん? あ、ああわかった。第一層の時みたいになったら大変だもんな」
「ああ、間違っていたら信用を失うからナ。…だから、この情報を教えたのは二人がダチだからだゾ」
「わかってる、ありがとう。アルゴ」
「ありがとうございます!」
「…それじゃあナ」
俺とシリカがお礼を言うとアルゴは歩き出して、帰って行った。
その後、俺達は情報が本当だった時の為の、ボスの対策を考え始めたのだった。
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