第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第14話 昼ご飯
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2023年01月24日、火曜日…最前線、第十層
「今日は、いい天気だな〜」
「そうですね。絶好のランチ日和です!」
俺が体を伸ばしながら歩いていると、俺の隣を歩ていたシリカが俺の独り言に言葉を返してくれた。
俺はシリカの言葉で、もうすぐお昼である事を思い出した。
「そういえば、そろそろお昼か……道理でお腹が空くわけだ…」
「忘れてたんですか!?」
「ゴメン、忘れてた……まぁそれより、そこ辺りで食べようか?」
俺は忘れていたのを誤魔化す為に、丁度お昼を食べるのに良さそうな場所に、指を指してシリカに聞いた。
「完全に誤魔化しましたね……」
「…ソンナコトアリマセン」
「棒読みになってますよ……でも、お昼を食べるのに本当に良さそうな場所ですね!」
「だろ! そうと決まれば速く食べようぜ!!」
「はい!」
俺達はすぐに移動してその場所に座り、その後すぐにシリカがアイテムストレージから今日作ってきたお弁当を出した。(俺が『忘れていた』というのは、シリカと今日は外で食べようとお弁当を作った……なのに、その言いだしっぺの俺がその事を忘れていたわけだ…)
そしてシリカがお弁当を出していき、すべて出したところで俺は目の前に光景に悩んだ。
「いや〜、しかし…その…作りすぎたんじゃないか? これ?」
「……出している間に、あたしも思いました」
俺達は自分達で作ったとはいえ、今俺達の前に出た料理の量はとても二人では食べきれそうになかった。
「作ってる時って分からないもんだな〜」
「そうですね。……それでどうしますか、シュウさん?」
「とりあえず……食べよう!!」
…いくら量が多くても食べなければ始まらないし、耐久力も減って勿体無い
「それしかないですよね……よし! 食べましょう!!」
どうやらシリカも覚悟を決めたようだ。
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「シュウ助にシーちゃん、こんな所でゴハンカ?」
俺達が必死に食べていると、丁度通りかかったアルゴに声をかけられた。
(結局アスナと同じように、シリカのあだ名も『シーちゃん』にしたらしい)
「お! アルゴ丁度良い所にきたな、お昼ご飯食べたか?」
「イヤ、まだだけド」
「なら一緒に食べていきませんか? 食べ切れそうに無くて困ってたんです」
俺とシリカはこの量のご飯をどうしようか悩んでいたのだ(一度出してから戻すとお弁当は不味くなる)……そんな時に知り合いが着たら誘うのが当然だろう…
「いいのカ?」
「ああ」
「なら、食べさせてもらうヨ」
そう言ってアルゴは俺達の作った料理を取り、食べ始めた。
「これ
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