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食べさせない理由
第三章
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なってこう言うのも」
「血かな」
「そうかも知れないわね」
 夫に微笑んで応えるのだった。
 そして天は雄一郎、自分と夫の血を半分ずつ受け継いだ様な息子にまた言ったのだった。
「わかるから」
「あの子もね」 
 妻から話を聞いている夫はにこやかに応えた、そうして家族で天が作った魚料理を楽しむのだった。


食べさせない理由   完


                      2014・11・26
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