暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第20話 =意外な理由=
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するなって…それよりも」

そういい、俺は気合を入れるため左の服の袖をまくった。
さきほどのキリトから聞いた話の本題に入ろうとしたのだが…突然キリトが俺が袖をまくってでた腕をつかんできたのだ。

「ちょ、どうした!?コッチ系か!?」

そういいながら俺は掴まれていない方の手を頬にやりいわゆる「お前、男好き?」というジェスチャーを投げかける。

「違えよ!!」

「じゃあなんだ!?」

「…そんな腕輪見たことなくて…レア物かと思い…」

「腕輪?なんだそれ?」

キリトの言葉に俺は正直耳を疑った。
癖かなんか知らないけど俺はめったに装備画面的なものを開かない。
この世界では装備する動きで装備が完了する、という設定も存在し俺はそれを選択してるからだ。
ちなみにこの設定を選択すれば直前までつけていた物は自動でアイテム欄へ移動する。

「だから、その左腕にあるやつだよ。どんな効果なんだ?」

「…なんだこれ?」

キリトに促され俺は左腕を見てみるとそこには実際に銀色のチェーンで出来たような質素な腕輪があった。
さらに効力を聞かれたので久しぶりに画面操作しこの腕輪の効果を見る。

「えっと…『・使用者のステータスを5%アップ』」

「な、なにそのメリット…」

俺が読み上げる効果を聞きサチが唖然と言うか驚いているというか複雑な顔をしていた。

「まだあるぞ『・取得コル+5%』…5%好きだな」

「…だから私たちの戦闘でなぜか早くお金が溜まったんですね…」

シリカの言うとおりもうやろうと思えばギルド専用ホームを買う、というところまで後5分の1をきったところだった。
普通は回復アイテムとか買わない、装備も新調しないでこれなんだけど…

「まだまだあるな…『・術使用可能』……え?」

「術ってなによ?」

リズが代表して声を出したらしくみんな頭に?を浮かべていた。

「えっと…めちゃくちゃ簡単に言えば『魔法』だ」

そう、術はこの世界ではあってはならない魔法なのだ。
剣技で穂脳とか雷だしてる時点でそれもOUTだとおもうのだけど…気にしないでおこう。
事実、俺の発言にみんな驚愕している。

「つっても多分決められた文章を言わなきゃならなくてスキル、レベルも条件だと思うけどな」

「リクヤは知ってるの?その術…だっけ、その文章」

ユカの質問に「覚えてる」って言いたかったけどさすがに1年以上その存在は忘れていたのだ。
一番最初、このゲームがデスゲームと知らないときキリト、そしてクラインに教えてもらったから。

「で、その術使用可能で最後なのか?」

「いや、まだあった『・ソードスキル使用不可』…原因これだな」

そこには俺がソードスキルを発動できな
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