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根上碧海さんは魔王になりたい!
根上碧海さんは魔王になりたい!
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ムマスター=通称GM)と呼ばれる人間に役割を分け架空の冒険を会話の中で行う。
プレイヤーは、ゲームマスターの処理に従って自身が操作するPC(プレイヤー・キャラクター)を動かし、仲間のプレイヤーが操るキャラクターと協力して、物語を進めていくことになる。そこでは敵と戦ったり、魔法を使ったりと様々な行動を行うことができる。
ゲーム進行の際には戦闘やスキルの成否などの臨場感を出し、さらに乱数による変化を取り入れるサイコロ等を用いて判定を行うことが多い。これらの処理を迅速に行うためのルールおよびゲームの舞台となる世界設定を一般にシステムといい数多くのシステムが書籍形式で発売している。TRPGでは、GMとなる人間がシステムの世界設定とルールを元にシステムを作り、PLに役割を与える。そして、PLたちは自らに与えられた役割を演じながらシナリオを進めていくことになる。それらは記述が多くなる性質から、一般の書籍と比較すると高額、大判の商品が多く、中にはゲームに必要なツール(専用カード・フィギュア等)を含めたBOXで販売されているものもある為、一般書店では手に入りづらい場合もある。気になる人は専門店・通販等も調べてみよう。

「――分かった?」
 まるでWIKIPEDEAに全てを丸投げしたかのように機械的な説明を終えた後、槇原が満天の笑顔でそう言った。
「うわぁ、作者の奴WIKIに丸投げしやがった・・・」
 三人の内、誰かが呟いた。残った二人も首肯する。
「まあ、要は――」
 サイコロと筆記用具と本を使って遊ぶRPGゲームの事、家庭機ゲームと違うのは敵役も味方も全部人がやってるって事、槇原が告げた。
「まあ、なるほど、壮大なごっこ遊びみたいなもんか」
 烏が呟き、根上が頷く。
「そうね、そういう事なら、私は魔王以外ならないから!」
 根上の言葉は槇原によって無かった事にされ、ひとまず槇原が知っていた簡易のシナリオを元にステータスを決め、根上が一応用意していた六×六の三十六面ステージを用いてゲームが始まった。
 槇原の語り。
「――ひょんな事から、私達はこの迷宮へと足を踏み入れてしまいました、三人とも理由はバラバラです、一人はマンホールに落ちたと思ったらこの場所へ、そしてもう一人は命を失ったと思ったらこの場所へ、そして私は目が覚めたらこの場所へ、昨日までは暖かいベッドで可愛いペットと共に眠っていた筈なのに、目が覚めるとその状況は一変、まるで地獄です、私達は果たしてこの迷宮から脱出する事が出来るのでしょうか?」

 「マキ、現代の女子高生だったが、この迷宮に訪れてから数年で魔術を身につけ、今回の主人公を務める。体力が極端に低いが、魔法攻撃力が魔王と同格かそれ並、かなり高等の悪魔ですら相手にならない、元々の資質が良かった為か数年間でほぼ全ての魔法を習得
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