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根上碧海さんは魔王になりたい!
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いた。
「何だい?槇原、俺は今幸せに満ち満ちているから機嫌が良いぞ?よいよい、何でも申してみよ」
「萩島君キャラきもくなってるっ!」
「もっと言ってください御願いします」
「うわあ、ちょっと言ってみたらもっと気持ち悪くなった!」
「むしろ炒ってください御願いします」
「嫌! きもい!」
「もっと炒ってください」
「最低、死ね、消えろ、このゴミ野郎! ゴミ虫!」
「もっともっともっともっともっともっともっともっともっと! 炒ってください」
「皆、TRPGがどんなゲームか知ってる?」
「スルーでございますかそうですか、そうですか・・・それも有りですね、くふふ」
 萩島の気持ち悪いキャラを遂に無視して、牧原が他の二人に尋ねた。
 烏は、
「――んー、いや、全く知らないんだ、暇つぶし目的だったしな」
「そっか」
 根上は、
「知らないっ!」(大文字)
 勢い良く言い放った。
 瞬間、今まで気持ち悪いキャラに改変されつつあった萩島が復活し、猛烈な速度で突っ込みを入れる。
「おいっ! 言い出しっぺェ!」
 萩島の三白眼込みの突っ込みを受けて、根上はだって・・・と言い淀み、手の平を口に当てて、ドラマ内で亭主に打たれた奥様のようなポーズを取る。
「だって、ダイスロール、やってみたかったんだもん・・・」
「遊○王ッ!? やはり貴様、アニメに影響受けてたな!」
 萩島が根上の頭に手刀を入れる。
「良いじゃない、別に、やってみたいって気持ちの方が大事でしょ?」
 根上は奥様ポーズをやめて、べーと舌を出し、いーと口を開く。
「まあ、そうだけど・・・」
 二人の火花が納まったところで、槇原が軽く咳払いをして、優しく解説を始めた。
「――おほんおほん、TRPGっていうのはね――」
 TRPGとは、即ちテーブルトークロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)とは、サイコロなど専用の道具を用いた対話型の卓上遊戯である。
 TRPGRPGとは、それぞれの役割(Role)を演じる(Playng)遊び(Game)である。それをテーブル(table)を囲いながら談話形式で遊ぶのでTRPG(テーブルトークRPG)と呼ばれる。
 つまり、RPGとは各々が与えられた役割を演じるゲームである。

 本来の「RPG」はこの種のゲームを指す語であり、これをコンピュータ相手に1人でもプレイ可能にした物が、現在主流となっているコンピュータゲームのRPGである。

 なおTRPG自体は和製英語であり、海外ではTRPGのことを、そのままRPGと呼んだり、コンピュータRPGと区別するためにtabletop RPGやPen & Paper RPG(P&P RPG)と呼ばれている。複数の人間がテーブルを囲いながらプレイヤー側と進行役(ゲー
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