第一章
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好ですね」
「動きやすいね」
そうした服にしているというのだ。
「ズボンとかね」
「脚は見せないんですね」
「そんな歳じゃないしね」
このことは少し微妙な笑顔になってだ、マリアは返した。
「脚はもうね、若いからこそよ」
「見せられるんですか」
「これでも家に帰れば旦那と子供がいるから」
つまり所帯もあるというのだ。
「だからね」
「もうミニスカートはですか」
「ないわ」
こうキャロルに言うのだった。
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