暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十五話 激戦、熱戦、大激突!
[1/10]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
小さかった頃、何度か、なのはさんやフェイトさんに、魔法の練習を手伝って貰った事があった。
あの頃から、高速の起動戦を展開するフェイトさんは俺の憧れの魔導師で、バリアジャケットなんかも、いつもかっこいいかっこいいってはしゃいでた記憶がある。
それと比べると、なのはさんは、俺の憧れるフェイトさんや母さんみたいなイメージとは少し違って居たから、子供心ながら、興味が薄かったのを覚えてる。
あ、そうそう。8才だったか7才だったかな?フェイトさんとなのはさんがバリアジャケットを新調した時、フェイトさんにかっこいいって言ったらなのはさん、「クラナ君、私は?」って凄い期待した顔で聞いてきたっけ。
その頃の俺が、「つまんない」って言ったら凄く落ち込んでたんだよね。
あの時は、悪いことしちゃったよなぁ……
でも、今ならわかる。なのはさんは、間違いなく一流の魔導師で、フェイトさんとは違うスタイルでも、俺には真似できなくても、俺の目標の一人だ。
だから、そんななのはさんと試合とは言え対等な条件で真剣勝負が出来る事は、俺にとっては……
「(居た……!)」
[相棒、来ます!]
正直なところ、素直に嬉しい。
────
「青組CG、高町なのはより、各員に報告」
クラナが、目視できるまで迫って来ていた。ウイングロードを掛けあがって来る彼との距離は、既に40Mを切っている。残り20も進めば此方の射程距離だ。
なのはの周囲にホロウィンドウが現れ、其処に全員への通信回線が開く。
「間もなく、赤組FA、クラナと
接敵
(
エンゲージ
)
。射法支援が止まります。ディアナとキャロの支援射撃に要注意!」
「「「「「了解!!」」」」」
そう言った時には、既にクラナが射程に入りかけていた。
Team blue CG 高町なのは LIFE 2500(−0
Team red FA 高町クラナ LIFE 2950(−50)
接敵
(
エンゲージ
)
!!
「アクセル・シューター。弾幕集中!」
槍のような形状と化したレイジング・ハートをクラナの方に向けると、周囲のスフィアを一旦消して、アクセルシューターを形成。真っ直ぐに此方に向けて迫った来るクラナに向けて──
『そう言えば……』
こんな風に、真っ直ぐに自分に視線を向けて来るクラナと向き合うのは、本当にいつ以来だろう。
そんな事を考えながら、桃色の弾丸を発射する。
「
射出
(
シュート
)
!」
「っ!」
放たれたのは四つの弾丸。純粋な魔力で形成された誘導弾で有り、なのはが最も得意とする射撃魔法だ。
対してクラナは……
「アル!二つ分で良い!」
[Attraction]
開いて居た三つのギアの内、二つ分の魔力になるようアルが術式を調整し、加速魔法を発動させる。加速し、思
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ