第5話 男鹿についに『あれ』が出た
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何で古市気絶したんだろう……まあイイけど
おっ男鹿がやっと来た……ヒルダさんとアランドロン連れて……
「何で後ろの2人までいるの?」
「あー俺がベル坊のミルク忘れたから届けに来た……それよりさ、これ何だか分かるか?」
そう言って右手の甲を見せてくる。なんかタトゥーみたいなのが……
「それって……もしかして蝿王紋【ゼブルスペル】じゃね?」
「その通りだ。それはコントラクトスペル……いわゆる契約の刻印というやつだ」
古市起こしとくか。あいつも聞いていた方がイイし
「契約……?」
「悪魔だけでは無いが、契約を交わした人間はその体の一部に呪印が刻まれる。中でもその印は先程その男が言った様に『蝿王紋【べブルスペル】』王家の紋だ。光栄に思え。過去数千年その紋を刻まれた人間など数えるほどしか無い」
「つまりだな。お前はベル坊に認められて正式に契約したって事だ」
「あのー。今更なんですけど、何で魔王って親が必要なんですか?」
((((いたのか……))))
「え?あれ?だって大魔王の命令で人間を滅ぼしに来たんでしょ?なのに人間を親にするって変じゃないスか?親代わりって言えばヒルダさんいるんだからそれだけで十分なんじゃ……」
あー。こいつらにキチンと説明してなかったけ?
「古市…お前には説明したハズなんだけど……」
「え?……あっ!そうだ。確かにしたな」
「もう一回説明してやるよ。悪魔とか異形のものは、この人間界では本当の力を発揮でき無いんだよ。さらに言えばベル坊は幼すぎる。触媒となる人間が必要なんだよ。そうだな……例えば電気と同じだよ」
「「電気?」」
「そう電気だ。どれ程巨大な電力があっても、それを通す頑丈な電線でなければ意味が無いのと同じだ」
「そしてその電線の伝導率が、上がれば上がるほど、坊っちゃまは巨大な力を引き出せる。貴様の拳の刻印は、そのパラメーターだ。坊っちゃまと同調すればする程複雑に増えていくだろう」
「男鹿見とけこんなカンジだ」
そう言って、俺は両手の親指をガリっ!と噛み切って、フォトンちゃんとタキオンちゃんに舐めさせた
すると左手の甲に2匹の顔のようなタトゥーが出てきたと思ったら
ザワザワザワザワと金色と青色に光ってるタトゥーが全身を覆ったと思ったらすぐに消えた
「こんなカンジになるけど、お前の場合は………お前が周りの人をボロ雑巾の様に扱えば扱う程、べブルスペルが俺みたいに全身に回って真の魔王になるぞ」
「………………………はぁ??」
さて、この事を知ったお前はどうする?
翔太side end
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古市side
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