第5話 男鹿についに『あれ』が出た
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トイレにて
「神崎がやられた??」
「誰に?姫川か?」
「男鹿と黒木だとよ。子連れオーガに外道キング。下につきたいって言って、油断させた所をぶっ飛ばしたらしい。」
「やベーな、あいつ。石矢魔の勢力図がガンガン塗り替えてるぞ」
「ま…まじかよ」
「ああ。しかもこの所男鹿の方が妙にイラついててな、奴が通った後には草も生えねー。まさに地獄絵図って噂だ」
「ま…またまた、面白くねー冗談はよせよ」
ドッゴォォォ??ゴスッ!バキッ!メキャッ!
「…………な、何の音だ……?」
「……外から聞こえた様な……」
廊下に出てみると………
あら不思議。不良共が、壁に、床に、天井に減り込んでいた。まさに地獄絵図と呼ぶに相応しい光景。
そして、この光景を作った男鹿は……………
「……はっ??どこだここ?」
寝ぼけていた様子でした……
「いかんいかん。意識がもーろーとして、変なトコに来ちまった……くそっ…ベル坊の夜泣きが酷くて睡眠不足って笑い話にもならねぇ………このヤロー。気持ちよさそーに、人の背中で眠りやがって……って何だこれ?」
男鹿が右手の甲に何かを見つけた。そう皆さんもお分かり頂けるかと思うが、『あれ』である。
「おぉ…これは『あれ』だな」
「ほほう。確かにこれは……見事なまでに『あれ』ですなぁ〜」
「うむ。『あれ』だ」
「流石ですなぁ。まさかこんなに早く『あれ』が出るとは……」
「?ぉおおおおい??てめぇら何でここに……っ!つーか何??何なの『あれ』って……!何このキモいの!」
何故かヒルダとアランドロンが居た
「いちいち騒ぐな。貴様が坊っちゃまのミルクを忘れたから届けに来たのだ」
ザワザワザワザワ
何だあれ
ゴスロリ?
オガの嫁じゃね?
まじ?
レベル高ーな
「うはっ!ゲキマブねーちゃん発見!」
「すげーっお宝だお宝!」
「何しに来たのー?今一人?」
「ダメだよこんな所にそんな格好で来ちゃー。ん?」
「お、男鹿ぁああああ??」
「す…すいません!まさかあんたの女だったとは…」土下座中
「は?」
「……………ここは落ち着かんな…静かにしてやろう」
……………ドカァァァァン
「フン、行くぞ」
「お…おう」
「「「「「「「「ま…間違いねぇ。ヨメだ」」」」」」」」」
廊下の壁が一部吹き飛んでいる光景を見て近くに居た不良共の心が一致した瞬間であった
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古市side
やあ女性読者の皆様
古市貴之と言うものです
今は昼休み…と言うより授業がまともに無い学校だから関係無いけど
ね
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