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和服
第三章
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った。喜久子は肌着を着ようとしたところだったがここで。
 綾はその喜久子にだ、こう言った。
「待って、右側が上になるんじゃなくて」
「左側が?」
「着物はそうなの」
 こう喜久子に言った。
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