新四天王の作戦
エンジョイ夏休み
第29話
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い。」
隼人はTシャツを脱いだ。
「おおーーーっ。」
「素晴らしい体をしている。これがラビリンス軍で鍛え上げた体なのか。」
「はい。」
「いや、それだけではできないはず。君のお母さんはどんな人がね。」
「母はロシア人でスポーツ選手でもありました。」
「やはりな、アスリートのDNAを引き継いでいるワケだ。」
「そうです。」
「ところで、隼人君。ラビリンス軍の階級を教えてくれないか。」
「はい、3等陸尉です。」
「そうか。幹部でも一番格下だな。」
「はい。」
「履歴書も見たけど、君は高卒かね。」
「はい。」
「それで、よく幹部に昇格したね。理由は何かな。」
「はい、怪物兵器取扱試験に合格したことにあります。」
「その学力で。」
「はい。」
「周りは、幹部を大量輩出しているラビリンス国立軍事大学をはじめ、全員、大卒のエリート軍人ばかりではないのかね。」
「はい。」
「どうして、怪物を繰り出せたのかね。」
「見よう見まねで。」
「なるほと。君は技能の人だね。体で覚えるのが好きであろう。」
「はい。でも、強い怪物は繰り出せなかったです。」
「それもそうだろ。高卒の学力ではな。より強い怪物を出すには、相当魔力が必要となりその源となる知力も高くなければ、強い怪物は繰り出せれないのだよ。」
「はい。それで弱い怪物しか出せれなかったのですね。」
「そうだ。ラビリンスから投降し亡命して良かったと思うぞ。」
「はい。」
「やはり、君は新人兵士の指導を行うのが適任ではないか。技能の兵士だからな。」
「はい。」
「よし、入隊を認めよう。」
「王様、本当に入隊させるのですか。」
「ゴードン、当たり前だろ。特殊部隊『ゲットマウス』を除いて、へなへな兵士ばかりではないか。」
「ハッ。」
「そのへなへな兵士共を鍛え上げるべく、彼のような人材は必要不可欠だ。兵士全員の質を高め、あの世界征服を企むラビリンスの侵攻を食い止めてみせる。」
「ハッ。」
「隼人君。」
「はい。」
「君には、陸軍に配属し『曹長(1等陸曹)』の階級を与えよう。明日から、陸軍本部に来てくれたまえ。本部への案内は、ジェンマとジュリアーノから聞きたまえ。」
「はい。」
「下がってよいぞ。」
「はい。」
隼人は謁見の間から去った。
宮殿内控室
「隼人君。」
「どうだったんでい。」
「入隊が認められました。」
「そうか。」
「良かったね。」
「ありがとうございます。明日、『陸軍本部へ来てくれ。』と、言われました。
「そうかい。案内するぜ。」
「私たちの特殊部隊ゲットマウスもここが本部よ。」
「諸外国へ散らばったメンバ
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