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リリカルクエスト
64日目 ゆういちはいかくした
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ヴィータ「今更デバイスを出しても遅いぜ!」

最初よりも格段に速いスピードで、背後から迫るハンマー少女。

正面には大剣を構えたお姉さん。

さて、どうしたものやら・・・

軽くジャブで、ハンマー少女に【しっぷう突き】で先制すると、

ヴィータ「っぐ はえぇ・・・」

シグナム「気を付けろヴィータ 魔力反応は低いが この少年 出来るぞ」

ヴィータ「ッチ 次はやらせない!」

懲りもせず、また正面から突進して来るのはいいんだが、そんな大振りだと隙だらけだぞ。

それに、さっきから魔力が低いとか言ってるけどさ、こっちは極限まで抑えてるからね。

シグナム「もらった!!」

死角外から大剣を振り下してきたので、切り払い間合いを取る。

ヴィータ「シグナムの1撃を防いだ!?」

シグナム「まさか初見で防がれるとは・・・ ヴィータ出し惜しむな」

ヴィータ「ああ でもよ コイツの魔力低いのにやるな〜」

シグナム「魔力だけで判断するな しかし 主の件がなければ 正々堂々と手合せしてみたいものだな」

ヴィータ「じゃあ 行くぜ〜」

俺の魔力は大した事ないと判断したのか、また真正面からですか?

いい加減、馬鹿にされてる気分になってきた。

油断大敵って言葉知らんのか?

シグナム「っ!! 待てヴィータ!」

魔力を少し解放しだした事に気付いたのか、お姉さんがハンマー少女に抑制を呼びかけるが、ハンマー少女はお構いなしに、

ヴィータ「くらえ! 轟天爆砕!!!」

ハンマーを振るってきた。

それに合わせ、こちらも討って出る。

ヴィータ「っが!」

カウンターでハンマー少女は吹っ飛び、お姉さんが少女を支える。

シグナム「大丈夫か ヴィータ」

ヴィータ「すまねえ シグナム ・・・なんなんだアイツ」

シグナム「わからん だが 少年の魔力が増大してる」

こちらを奇異の目で見てるけどさ、まだまだ序の口。

ハンマー少女はなのは達位の魔力、お姉さんはその上って感じだし、2割位まで魔力を引き上げる。

シグナム「・・・なんだ この魔力は!?」

ヴィータ「アイツ今まで隠してやがったのか!? どうする?」

シグナム「相手は1人 あの魔力を蒐集出来れば ページも大分埋まる」

ヴィータ「ああ あんだけの魔力だもんな」

シグナム「全力でかかるぞ」

ヴィータ「わかった」

のんびり話してるとこ悪いんだけど、今度はこっちから行かせてもらうから。

メラを唱えまくり、火球の弾幕【メラストーム】を放つ。

1発1発がメラゾーマ級でそこそこ威力の弾幕に、2人は危険を察知したのか、

シグナム「この魔法 当たると危険だ! 
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