暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
92話:休暇とは一体何だったのか
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、見事に貫通した。
破壊した余韻に浸りたいところだったが、背後からレーザーが放たれた。すぐさま前へ飛んで避け、銃口を構える。
しかしレーザーを放ったガジェットはすぐに回避行動をとり、銃口の先から逃れる。
チッと舌打ちをした後、離れて行ったガジェットを追いかけ、剣に切り替えた後一機に突き刺し破壊した。
「残りは三機!」
そう言った振り向いた先には、その残り三機が迫ってきていた。
俺を囲う様に並ぶと、一斉にレーザーを発射。再び舌打ちをして避けていく。
しかし一発だけ、剣を持つ手元に躱しきれずに当たってしまう。その衝撃で剣は手から離れてしまい、地面に落ちかける。
「こなくそぉ!」
だが俺は叫ぶと同時に剣が墜ちきる前に、それをガジェットに向けて蹴り上げた。
回転しながらガジェットに向かうライドブッカーは、見事にガジェットに突き刺さった。
すぐさま俺は別の二機に向かって走り出す。レーザーを発射しようとする一機を足場に、もう一機の方へ飛ぶ。そしてガジェットを両手で抱えるように掴むと、そのまま地面に転がる。
転がった末、ガジェットに馬乗りになる。レーザーを発射しようとするが、このタイミングなら間に合う!
「はぁあああッ!」
魔力を纏った拳を突き立て、装甲を粉砕。ガジェットの動きを止める。
すぐ背後から最後のガジェットがレーザーを発射、俺はすぐさま飛び退いて避ける。ターゲットを外したレーザーはそのまま地面に転がるガジェットに命中し、受けたガジェットは爆発した。
それとほぼ同時に、先程剣を突き立てたガジェットが爆発し、ライドブッカーは宙を舞った。
残りのガジェットは一機。一旦そのガジェットを正面に見据えると、すぐにガジェットに向かって駆け出した。
レーザーを準備するのもお構いなしに飛び上り、ガジェットを足場に更に上へと飛び上る。
そして宙に舞うライドブッカーを鷲掴みにすると、体を捻りながら落下し始める。それに対してガジェットはレーザーを発射してきた。
「シールド!」
〈 Round Shield 〉
剣を持たない手を広げ、シールドタイプの防御魔法を発動。レーザーを防ぎきる。
その間にしっかりと柄に持ち替え、振り上げる。落下する速度も利用して、ガジェットを縦に斬り裂く。
火花を上げるガジェット、すぐさま飛び退き爆発を回避する。
「―――全十五機、撃破!」
ふぅ〜、と息を吐き一旦気を抜く。そこら辺には、爆破でできたガジェットの破片が散らばっていた。
「トリス、タイムは?」
〈ガジェット十五機、7分27秒で撃破。記録更新です〉
「うしッ! いい感じ!」
トリスの言
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