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エンジョイ夏休み
第28話
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                     東京大仏通り

 今日、ラブはクローバータウンストリートへあまり行き来したことがないナナ、レイカ、麗子の3人を、この通りの1つ、観光名所が集中している東京大仏通りを案内しております。この通り沿いには東京大仏をはじめ、板橋区立美術館、郷土資料館、赤塚公園城跡エリア、赤塚城跡、赤塚植物園、松月院があります。この通りのパン屋さんに4人は立ち寄っている。
 「ラブちゃん。」
 「はい。」
 「新作のパンを試食するかい。」
 「するする。また、新作できたんですね。」
 「ああ、お客さんに美味しいって言ってもらえるパンをたくさん作りたいからね。どうぞ、おいしいよ。」
 「ありがとうございます。」
 試食の後、自宅から中学校への通り道にある駄菓子屋へ向かった。
 「あら、いらっしゃい。」
 「おばあさん、こんにちは。」
 「珍しいね。違うお友達3人も連れで。」
 「ダンスを通じてこんなにお友達ができたんだ。」
 「そうかね。この子はね、中学生の頃までよく訪れたんじゃよ。」
 「そうですか。」
 「通り道だったからね。」
 「それにしても、種類がたくさんあるから迷ってしまうわ。」
 「どうかね、いろいろあるじゃろ。」
 「はい。」
 「たくさんあると選ぶのが楽しいじゃろ。」
 「あっ、えーっ、はい。」
 駄菓子屋を出て自宅へ向かおうした時だった。
 「ブーーーン、キッ。」
 「よおーーーっ、ラブちゃん。」
 「蕎麦屋のお兄ちゃん。こんにちは。」
 「お蕎麦の出前。」
 「ああーーーっ、蕎麦10人前よ。」
 「一度にそんなに持って大丈夫ですか。」
 「ああ、余裕さ。これで高島平団地の上層階まで行くよっ。」
 「エエーーーッ。」
 「大丈夫。高層マンションの場合、必ずエレベータがあるからよ。」
 「お兄ちゃんのお蕎麦超美味しいんだよ。」
 「あっ、今度、友達と食べに来な。大盛りサービスしてやるよ。」
 「やったあ。行く行く。」
 「じゃあな。」
 「ブローーーン。」
 ここで、蕎麦屋の息子と別れた。
 「クローバータウンストーリートにはいろんなお店があって、大仏通り中心に様々な観光名所もあって楽しいでしょ。」
 「そうね。」
 「ところで、ラブちゃんの家は何のお店をやっているの。」
 「家....アハッ。家は、クローバータウンストーリートにあるけどお店じゃないんだ。10年前まで畳屋だったけど。」
 「そうなの。」
 「家へ来る。」
 「うん。」

 数分後

 ラブはナナ、レイカ、麗子の3人を同行して自宅へ到着した。
 「これが畳だよ。これ、私のお祖父さんが作ったんだよ。」
 「なるほどね。最近、洋間化が進んでなかなか見られないよ。」

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